20世紀の終わりごろ、東京 は地殻変動で隆起し、さらに何かの力場で
あとの世界から隔離されてしまった。(その顛末は別の物語)
そして、ずーっと未来。
謎の東洋人ワールドと呼ばれるようになった東京に
宇宙の彼方から何かが迫っていた。
謎の東洋人シリーズ
冗談軍艦
MG号力む
1984年 8㎜フィルム 46 分

謎の東洋人大学の刈田俊夫は歴史研究のために神殿にやってきた。

神殿を管理しているのは、亀頭師のマイケル谷岡。


刈田とマイケルは互いの先祖が東洋人ワールド初期に
重要な働きを残したMG団の幹部であったことを知って、感激する。
「わしらは、親戚以上の仲だったのだ」


そんなとき、街に変な男が現れた。

男はまず、酔っぱらいを襲った。

酔っぱらいが仕掛けた一発ギャグをギャグ封じで逆流させたのだ。


「わたしは宇宙知性メジマだ。わたしはこの宇宙から不真面目を
一掃するためにやってきたのだ」

そのころ刈田は、神殿に保管してあった 予言書に恐るべき記述を発見していた。

「新暦69年。・・・今年だ。謎 の東洋人ワールドにメジマが災いをもたらす」

「おお。先代の亀頭師から伝え聞いたのだが、メジマとは、
宇宙を放浪するシリアス精神体のことだ。それが、今年来るのか」
マイケル谷岡は字を読むのが嫌いなので、いままで予言書を
読んだことがないのであった。
しかし、「予言が当たるとは限らないし」と刈田はまじめに考えない。

「そうはいかないのが、映画というものじゃ。刈田くん、
これを見ろ」とマイケルがテレビをつけると、ニュースでメジマ来襲を伝 えていた。

  
巫女の由里が一緒にメジマと戦うことを提案するが、刈田は取り合わな い。
「おれは単なる一般市民ですよ。こんなとき、幻の冗談軍艦MG号があれ ばなー」
刈田が戦いを渋る間にもメジマは 暴れ続けた。
学生らしき若者の部屋。

メジマが突如現れた。

若者たちは無鉄砲にも、メジマに ギャグ責めを挑んだ。
「かに道楽!!!!」

哀れ、ギャグ封じで家は炎上。

   
メジマは団地も焼き尽くした。