3人は少々悩んだものの、イクス星人の頼みを聞いてやるこ とにした。
そして、まずロリータラドンの説得にあたった。


ふむふむと話を聞いていたラドンだったが、やがてにやりと笑った。
「俺は、ただじゃ動かないぜ」

ディレクターの高島は、カメラマン志村をラドンに差し出した。
「こいつを自由にしても結構です」
「よかろう!」志村に躍りかかるラドン。
絶叫する志村。「あんたロリータなんだろ」
「正確には、ロリコンとセラコンと、ホモだっ」
「うぎゃーっ」

 

続いて3人はマルキ・ド・ゴジラを探し当てた。
取引に持ち込まれては大変なので、宇宙人ツアーに当たったことにしてイクス星人のもとへ連れていこうという魂胆だったが・・・・

興味がなさそうに振る舞うマルキ。

しかし、彼は顔を上げるとこう言った。
「話は全部ラドンに聞いたぜ。変態仲間の友情は篤いんだぜ。ぎゃっははははは」
やはり志村が人身御供になるしかなかった。

鞭打たれる志村の声を背に高島はつぶやいた。
「志村よ。そのうち快感に変わる」

果たして、二人の地球変態は見事宇宙変態をカステラの文明 堂CMソングで撃退した。

喜んだイクス星人は約束通りインポ薬の製造法を収録したテープを3人に渡した。
異様に喜ぶ志村。
「おお、人生が帰ってくる!」

宿(志村の実家)に戻った3人は、さっそくテープのデータを取り出し にかかった。(ちなみに使っているパソコンはマーベル2000)

  

「志村ちゃんがインポだったなんてねー」からかう桃子と高 島に
「俺は真剣だ」と怒る志村であったが、やがて異常に気がついた。
ディスプレイに表示されたのは、イクス星人の侵略宣言であった。
「われわれは弘前を侵略する。変態ゼロはもともと我々のコントロール下にあったのだ。
そして、今、ワン・ツーも手に入れた・・・・」