100 返信 すみません 兄貴(赤) メール 2002/12/16 22:42

男性 42 O

×メカゴジラの感想、書けないでいます。

ご存知の通り、今、トラブルの連続で、いっぱいいっぱいなんです。

しかし、今週末、Lansしゃんが、観に行くそうですから、来週からは賑やかになると思います。

私も、落ち着いたら、書き込みしますので、しばらくお待ちを・・・

 

101 返信 Re:すみません 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/17 11:48

男性 40 O

兄貴(赤)さんはプライベートでいろいろ問題が起こっているらしいです。

書き込みが少ない掲示板としては痛いですが、復帰をお待ちするしかないですね。

 

かくいう私も再見を果たしたものの、他の方の感想が上がっていない状態で詳述に入るのもナンだなと思い、ちょっ と黙ってます。

 


102 返信 お久しぶりです、GXMG見ましたよ~ ゴジゴメ URL 2002/12/17 21:06

 

ギドラ様 皆様

今年上旬 GMKについての掲示板に二度ほど投稿しましたゴジゴメです。

自分のカキコが残っていたので また書かせていただきます。

 

G×MG感想文です。

 

 

総括

予算の都合上 GMKよ りも小ぶりな感じは否めないが内容は濃いし負けていません そしてなによりも爽やかさをもたらしてくれた作品でもありました。

 

 

難点

1 シネスコとのことだが 相変わらず画面が暗い~。

2 少しロボアニメの影響ありか。

3 今回のゴジラの顔、GMKのゴジラほど生物的に見えない、表情に乏しい。

4 台風の中のゴジラの最初の出現シーン、もう少し怖さすごさを出してほしかった。

5 双方とも歩くときの地響きが足りない。

6 投げ飛ばされるシーン、CGなのだろうがもう少しリアリティーがほしかった。

7 品川区周辺、セットが小さい(予算的な都合ですね きっと)。

8 こら、湯原教授(宅 麻伸)、中学生になったばかりの娘 沙羅を(小野寺華那)食堂で働かすな ソレモ一人っきりで(^^)

 

 

 

 

カッコ良い・面白い点

1 大リーグの選手によっては自分の子供をベンチに入れることを許可せよという契約があるそうだがそれをうまく 利用している点。

2 富樫ニ佐(高 杉亘)が家城(釈由美子)を機龍のオペレーターとして迎えに来るシーン。

3 子供の頃 母親と生まれてくるはずだった赤ちゃんを同時に亡くしている沙羅の言葉『生きていてはいけない命 なんて無いよ!』 この作品のメインテーマですね。

4 五十嵐総理(中 尾彬)が富樫に機龍の再度の出撃を 許可するシーン。

5 月をバックに降下する機龍、アニメっぽいけれどカッコよすぎるぜ!

6 中だるみのないストーリーの展開。

7 ゴジラが脇役的な扱いで 不満な方もいるようですが平成ゴジラシリーズのほとんどがオープニングからラスト までダラダラとゴジラ中心に話が進みマンネリを招いた事を思い起こせば 人間ドラマの重要性(今回は家城茜を中心に展開)を作品に盛り込んで来ている という事に関して 評価できると思います。GMKよりきちんとしている気がしましたよ。

8 GMKほどカメオ出演が少ない点、カメオってしらけてしまいます(`∧´)

9 ラストで家城の後姿を映したとき 左から右へ移動するかっ幅のいい自衛官、もしかしてT監督?(^^)

 

 

思いつくのとりあえずこんなところですが パンフ見てた時二つとなりの母親につれられて来た女子小学生に「ゴジ ラ好き?」と聞かましたので「好きだよ。」と答えたのですが ハム太郎も併映であることを思い出し 思わず

「モー娘。も好き。」と 言ってあげたら「ウエ~。」 なんで~~!?そりゃねーべがぁ!!!!!!

 

 

さあ来年はゴジラ生誕50周年記念ですよね この勢いでさらによい作品を期待したいものです。

ではでは。

 

 

 

 

104 返信 Re:お久しぶりです、GXMG見ましたよ~ 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/18 19:28

男性 40 O

ゴジゴメさん、いらっしゃいませ。

「ゴジラとゴメス」さんですよね?

ゴジゴメさんの感想で、「爽やか」な作品であったというところは私も同感です。

×メガギラスも同じような爽やかさがあったと感じておりますので、これは手塚監督の持ち味なのかな、などと考え ています。

そして、怪獣による「災害」を描かざるを得ない怪獣映画ですが、悲壮感や破滅を押し出して重苦しくしてしまうと 巨大な破壊&アクションによる快感(カタルシスといってもいい)を阻害してしまうので、「爽やかさ」というのは大事だと思っています。

(その意味では、『大怪獣バラン』までの怪獣映画はまだ方向が定まっていないように思う)

 

それと、ゴジラの表情が乏しいとのご意見ですが、私も一回目に見たときはそんな風に感じたのです。

しかし、そこを意識して見直したら、実は表情や全身演技はちゃんとやっているのに、そんなゴジラをきっちり見せ る映像構成が出来ていないのだと気がつきました。

もし、もう一度ご覧になる機会がありましたらちょっと注意してみてください。

 

月バックの機龍、図案的にまとまりすぎていて、ちょっと受け付けなかったですねー。

絵が動くアニメならアリなんでしょうけど、実写特撮ではムムムと思っちゃいました。(どんなレンズで撮影すれば こんな画面になるんだよ!なんて思ったりして)

 

えー、モー娘。じゃなくてハム太郎も好きと言ってあげれば女子小学生のリアクションも違ったかも・・。

 

93年公開のvsメカゴジラにゴジラ生誕40周年と か冠をつけていたような気がしますけど、正確には2004年 暮が50周年です。

50周年記念作品をつくるなら、たとえ来年も新作が あるとしても、平行して準備にかかって丸2年かけて作って欲しいものです。

(『ゴジラ対ガメラ』は記念企画の一環としてTVスペシャル程度でいいんじゃないかなぁ。やりようはあると思うけど)

 


103 返信 今日見てきました。 村田耿介 メール URL 2002/12/17 23:37

男性 25 B

 ど~も、こんばんは。

 結局、テスト試写は行えなかったので、今日、近場の劇場で見てきました。

 簡単な感想です(自サイトにまとめるのは一か月後ぐらいか……)。

 

 まず許せなかったのは、殿様ギドラさんも書かれてましたが、DNAコンピュータの設定のあたり! 最初の大暴走のあと、てっきり第二戦は再度のゴジラ上陸に際し未完成で出撃し、暴走の可能 性を孕みつつもいかに短時間で決着をはかるか、といったサスペンスを展開するのかと思ったのですが、あっさり設定変更!

 後の展開として、

1.DNAを 別の生物のものに書き換えるが、結果として極端に戦闘力が低下。戦闘中に宅間伸博士が再びDNA書き換え。

2.別の生物のものに書き換えたものの、再びゴジラのDNAが目覚め、再度暴走開始。

 というのを想像しながら見てたのですが、あとの展開に何も絡んでこなかったのは残念でした。

 ただ、このDNAの 設定と、電力消費による活動限界の二重のサスペンスを描くと、やはり今回程度の上映時間ではどうも詰め込み過ぎに感じられるでしょう。

 

 割と面白かったのは、まず冒頭。『×メガギラス』の冒頭で生身でゴジラの足下を歩き回る隊員に、後の展開のた めにわざわざ死にに行くような恣意的なものを感じた私としましては、運転ミス(?)で事故って結果踏みつぶされたという設定はむしろ流れで自然に感じ られました。

 そのあとの茜審問シーンでの「優秀なオペレータであるきみが……」云々の台詞と相まって、最終決戦のまっただ 中まで、また釈ちゃんが大チョンボを犯すんじゃないかという緊張感が残る。死んだ自衛官の弟も含め、主人公のドラマは比較的スムーズに演出されていた と思いました。

 

 特撮に関して……。一見しただけですので、細かい部分はわかりませんが、そんなに「うわ、安っ!」と思ってし まうシーンがなかったのは好印象。ただ、第一戦と機龍暴走シーンは、単純に短か過ぎ! その分、第二戦は頑張っていましたが。

 「対ゴジラ兵器」と言ってる割に、機龍の設定が謎。なぜゴジラの骨を使って作る必要があったのか? ここらへ んあまりごちゃごちゃいうと、何も成立しなくなるんでしょうけど……。

 でもって装備面。なぜゴジラの熱線に対する防御策が何もないのか? 平成メカゴジラのプラズマグレネイドは確 かに強かったですが、逆にこれが使えない時は死ぬほど弱かったのが懐かしく思い起こされます。戦闘中の興味がいつプラズマグレネイドが使用可能になる のか……に集中してしまい、むしろ先の読めないバトルが展開されなかったのが『VSメカゴジラ』のいまいちだったところでした。無人機なんだから熱線 は装甲を分厚くして耐え切ればいいじゃん!という設計思想なんでしょうか。

 でもって大量の実弾兵器。ビームの「ビビー!」ばかりよりはミサイル他の「ドンドンドン!」という重低音がた くさんあった方が、より劇場のドルビーデジタルの性能を発揮できる感じ。それと武装配置のバランス。通常兵器が全て肩から上に集中していた平成MG は、全弾発射しても物量が感じられなかった。今回は両腕にも火器がある上にミサイルの軌道が直線でないため、戦闘空間に広がりが感じられるのが素晴ら しい。

 分厚い装甲と圧倒的な火力で相手をねじ伏せよう、という設計思想。なるほど「超攻撃型」というキャッチコピー に相応しい設定。しかしどうせ格闘戦に持ち込まれたら、なすすべなくショートするんだろ……と思って見てたら、えらく強かったのにも驚き。平成MGは もちろんですが、旧メカゴジラもあの圧倒的な火力ばかり印象が強く、接近戦になったらガイガンの方が強いんじゃあ……と思わせた、機械独特の脆弱さが ありました。それが今回はあっさり克服されている。たしかにDNAの設定と、電力消費による活動限界に加え「転倒すると壊れる」ようではもうバトルがなりたたないのでしょうが、格闘でもゴ ジラを圧倒するというのは、こちらの先入観を軽く超えておりました。

 しゃがんで熱線をよけるのはアホ映画『ヤンガリー』を彷佛とさせましたが、格闘能力も含めた全ての「性能」で ゴジラを超えようというのは、「対ゴジラ」として不合理なようでいて、単純明快でわかりやすく効果的と思われるコンセプトで、好感が持てました。た だ、実際の戦術というか、兵器開発ではこういうコンセプトはそもそもたてないような気がするんですが……ここらへん、Lansさんにお聞きしたいとこ ろです。

 それでも結局、メ―サーを含めた通常兵器ではゴジラを倒せないため、アブソリュート・ゼロの出番なんでしょう が、これの使われ方も微妙なところです。ラストは海中に突っ込んだために威力が半減し、ゴジラには通用しなかった、という解釈でいいのでしょうか? 

 機龍絡みの設定は、今回かなり作り込まれていたと思います。しかしある設定は最大限に生かされたものの、ある 設定はなくても良くて、またある設定は演出には結びついていましたが脚本と噛み合っていない。総じてテンポ良くまとまった小品だったと思うのですが、 少数に絞り単純化した登場人物ほどには「メカゴジラ」を描けなかった。ましてやゴジラにおいておや……。悪くはなかった、と言えますが、もっと面白く なった可能性も充分にあったと思いました。

 

 ぶっちゃけた話、今回の上映時間の短さはどうでしょう? もう20分あったらどうなったか?

 今回も限定版のソフビを買ってしまいましたが、機龍のソフビはブラックバージョンということで黒のカラーリン グ。「これってメカゴジラ?やん」 と喜んでたのですが……もしかして来年は黒くカラーリングされた「三式機龍<改>」が再度ゴジラと対決? 

 ラストで「決着がついてない」と言い切るのは珍しいと思いますが、もしか好評だったら続編でしょうかねえ。

 

 どうも、とりとめない感想ですいません。わりと長くなってしまった……。残りは皆様の感想を読みながら、少し ずつまとめていきたいと思います。

 最後に、なぜか感動したとこ。機龍の背中のユニットは今回のメカゴジラの「個性」として容認してたのですが、 自分の潜在意識の中で実は邪魔に思っていたらしい。強制排除した後に、それまで目立たなかった機龍の背ビレが見えた瞬間、

 

「あっ、メカゴジラだ!」

 

と唐突に思ったのです。でもってすごくじーんと来てしまいました。いったいそれまではメカゴジラじゃなくてなん だと思っていたのか? 謎。

 

 それでは、また参ります。

 

 

105 返信 Re:今日見てきました。 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/18 19:46

男性 40 O

どーもー。

やっぱり機龍の描き方、というか機龍という存在の展開のさせ方がひっかかりますよね。

初代ゴジラの意識というものをドラマ上展開させるつもりがないなら、そんなもの持ち出さなくていいのに・・。

 

葉山(弟)の人物像にはかなり抵抗がありました。

いずれ詳述するつもりですが、生きた人間を創造するというより、ドラマ上の役割を担った記号として単純化されて いたように思います。

 

機龍が発射するミサイルが誘導弾であるところは、私も「おっ」と思いました。

つーか、ちょっと悔しかったです。

「×メカゴジラ」を見る前に自分の作品で弧を描いてとぶミサイルという描写をやってたんです。

 

ゴジラと機龍の格闘は、アニメの影響もあるんだろうなとは思いますが、あれはガンダムレベルのサイズに見えます よ。

ゴジラや機龍はイデオンレベルの大きさなんですけどねー。

参考にするならイデオンがどんな描写をされていたかを考えるべきだったでしょう。

(違う違う。アニメを参考にしなくても円谷アクション演出術をまず参考にしなきゃ。「動き」の速さをちゃんと演 出に結び付けるべき・・)

 


106 返信 だれーだー Lans 2002/12/19 21:28

男性 37 O

2ちゃんの駄作GxMGスレで

「バルジ大作戦を見てから出ないと怪獣映画は語れません」

などと書いてる香具師は(w

 

ま、いいけどね。

 

ここを読んでる方なら「軍事板からスカウトきました」が誰なのかは一目瞭然ですね(w 

 

(殿様ギドラしゃん。もしかしたら、この掲示板は思ったよりマイナーじゃないのかもしれませんねぇ)

 

107 返信 Re:だれーだー 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/19 22:20

男性 40 O

いるんですよねぇ。

さも自分の考えのように人様の意見やアイディアを語る輩が。

共感したなら引用してもいいけど、ほかの誰かの意見ですよと書きやがれ、というところでしょうか。

(まーほんとにイっちゃってる奴は、他人の考えを取り込んでおいて、自分で思いついたものだと記憶がすりかわる みたいだけど)

 

そーねー、書き込みが少ないわりにはカウンタが上がってますしねぇ。

メジャーとまでは言わないけれど、ある種の人には注目されてるかもしれませんねー。

読むだけ読んで、2ちゃ んその他の別掲示板でここに書かれた事をあーだこーだ言ってるんでしょうか。

(うげー)

 

110 返信 Re:だれーだー Lans 2002/12/20 11:22

男性 37 O

まあ、それでも、こういう書き込みでバルジを見る人が出てきて

怪獣映画との接点や、今の怪獣映画にない表現方法や手段などに気がつく人が1人でも出てくれれば、

それは、それで私は嬉しいです。

 

しかも、年末にバルジ大作戦がひさびさにTV地上波放映されます。

 

うーん、タイムリーだなぁ・・・

まさか年末に放映するとは、夢にも思ってなかったでし(爆

 

117 返信 Re:だれーだー 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/22 11:23

男性 40 O

年末にバルジをやりますか!

 

関東限定かもしれませんが、みんなー、バルジを見るざますぅ。

 


108 返信 今ようやく・・・。 つっつ メール 2002/12/19 23:43

男性 32 A

先にメールしていたにも関わらずこっちにくるのが遅れてしまってごめんなさいです(+_+)さて、今回の「GxMG」 の感想についてですが、思った以上に楽しめました。(但し前作と比較してです。前作はやたらとゴジラの出現理由について異常ともとれる解釈でしたし。 何でそんなところまでこだわるの?)で、今回なんですが、冒頭はいいです!台風の最中、レポーターがしゃべっているところへいきなりゴジラが!続いて 雨の中進撃しながら民家を破壊する!そしてメーサー車がドドドと移動しあのカマ首を上げゴジラに攻撃する。(水蒸気を上げてる描写が芸コマ)。その 後、機龍が現れるまでの過程(初ゴジがベースにしてたんですね、あれ。確か骨まで消去された筈じゃ・・・。この段階で許せなくなった・・・。)が割と 丁寧な描写だったので自分としては好印象です。あと、後半のバトルですが

何だかガンダムみたいだし、機龍が暴走するところは「エヴァ」というより「サンダーバード」の「クラブ・ロッ ガー」とかに近いです。(極端にキレたりしませんしね・・・。勿論噛み付くことも・・・。)あと、モスラとガイラのシーンは新撮じゃなくライブ使用で すがあれはもしかして過去の作品を今の子供達に見せるためのPRなのでは・・・。(DVDとかで・・・。そしたらラドンや、バランを見せんかい!また また怒りが・・・。)といい所もありますが・・・。

やはり許せなかったのはドラマ云々より過去の作品を流用しながらもエンドクレジットで作品名及びスタッフ名が無 かったことでしょうか。(多分だとは思うが著作権が東宝作品だということで監督クレジットが削除されてるのでは・・・。それなら黒澤映画も黒澤作品の 扱いではなしに東宝作品になるのでは・・・。渡辺氏がデザインし円谷監督が演出したゴジラも東宝映画作品ではなく円谷英二監督作品として紹介されなく ては絶対に変だ!)とにかく、ゴジラデザイン、渡辺明、原案、香山滋、本多猪四郎、円谷英二とテロップしなきゃ今後は駄目だね。何だか三氏の名前を消 してしまおうとする企業の方針がモロ分かりで・・・。ホントキャラクターの改変はオリジナルのクリエーターだったからこそ許せたのであって、他の人が 改変するのはいけない事ですよ。怒りがこみあげてきた・・・。

で、今「南海の花束」という戦前の円谷作品を見ていてこの時代の描写力の丹念さ、97式飛行艇が嵐の海上を飛び まわる特撮シーン(何と落雷で荒れ狂う波が爆発するシーンまである!)に見入っていたところです。

で、「GxMG」 の最大の問題点は「対ゴジラ」の方にストーリーがパターン化してるところですね・・・・。(何とかならんのだろうか・・・。これは・・・。)年々毎回 同じだし・・・。

 

109 返信 うわーー!! 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/20 10:06

男性 40 O

本題とは別の部分にびびっと来ちゃいました。

つっつさん、『南海の花束』をご覧になりましたか!

まさかゴジラ関係の掲示板でそのタイトルが出てこようとは・・。

webでいろんなゴジラファンの発言を読むように なって、もはやファンの意識からもゴジラと円谷特撮は切り離されてしまったのだなぁと無念に思っておりました。

しかし、ちゃんと円谷特撮に喰らい付いている人がいるのだということを知って嬉しいです。そして心強いです。

やっぱりあの海面に落雷するカットには心が震えますよね。

特撮が見せ場になりうるのだという円谷監督の強い主張が見える気がします。

いまとなっては特撮が見せ場なんてみなさん当たり前だと思っているかもしれませんが、少なくとも『ハワイ・マ レー沖海戦』以前の特撮は映像表現の補助であり、目立っちゃいけないものだったはずです。

(まー、いまでも特撮は裏方だと公言する人がいるわけですけど。特撮がバレるのと特撮だと気づかれるのは別のこ とである)

そんな特撮(トリック撮影)を一代で映画の呼び物にまで昇華させた円谷監督の技をきちんと研究してからゴジラに 臨むべし、と思ってます。

 

G×MGでの機龍暴走が「クラブ・ロッガー」(あの 平べったくて、マニュピレーターがついてる奴ですよね)に近いというご意見には膝を打ちました。

劇中、セリフでは「暴走ではない。ちゃんと敵を認識している」とかいうわりに、なーんも考えずにただ前進して武 器をぶっぱなしているようにしか見えないんですよね。

あれ、初代ゴジラの意識で動いているということならもっと生物的な動きをさせるべきだったでしょう。

(もー、ゴジラと機龍が意気投合して二匹で大暴れという図を見たかったぞ)

 

引用作品のクレジットがないのは、つっつさんがおっしゃるとおり、ゴジラその他の怪獣映画の著作権は東宝にある んだから、旧作からフィルムを引用しようと表示の必要はない、ということなんでしょう。

法的にはそれでいいかもしれません。

しかし・・・・。

この件に関してファンのみなさんからもほとんど意見がない。

映画という芸術(いろんな意見はあるでしょうし、私も絵画や彫刻と同質とは思っていませんが、創作され、観客の 心を動かすという意味では立派な芸術です)を受け止める鑑賞者までもが、作品のオリジンを意識しないのでは世も末ですね。

プロであれアマチュアであれ、創作する人はオリジナリティで勝負しているわけです。

芸術は模倣の連鎖でもありますから、別作品を引用することも手法のひとつではありましょう。

それでも原典は表示しましょうよ。

『ゴジラ』『モスラ』『フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ』のシナリオを書いたのは誰ですか?

引用されたカットの映像構成を考えたのは誰ですか?

そこに写っているセット・小道具・怪獣をデザイン&製作したのは誰ですか?

テリー・ギリアム監督の『12モンキーズ』ではちゃんと『ラ・ジュテ』から発想をいただいたと表示されています。

両作品、見比べてもぜんぜん別物といっていいほど違っているのに、基幹のアイディアを拝借していることを表明し ているのです。

(もっとも、権利関係がうるさい外国の話ですけどね)

 

ついでに申し上げておきましょう。

webによくあるオリジナル・ゴジラという表現は根 本的なところで間違っている。

オリジナル・ゴジラとは初代ゴジラないし円谷監督の手によるゴジラのことである。

それを元にして自分なりのゴジラを作ったなら、それはアレンジ・ゴジラとかパロディ・ゴジラと呼ぶべきである。

 

最近作が対ゴジラのストーリーばかりになっているのは、ゴジラ映画の退化を示しています。

怪物映画の基本は怪物退治ではあります。

『大怪獣バラン』までの怪獣映画は怪獣が(人間によって)退治されます。

(その後にも人間に退治される怪獣があるのは知ってますよ。と、一筆書いておかないと揚げ足とりする奴が絶対い るから小うるさい)

日本の怪獣映画が独特のものになったのは、その先へ進んだからでしょう。

その辺の話はUS版 が公開されたときに散々しましたけど。

 

視野が狭窄しているんですよ。

映画に怪獣を登場させたときに何が出来るか、という可能性をどんどん狭めているのが最近の怪獣映画です。

 

111 返信 Re:うわーー!! Lans 2002/12/20 12:19

男性 37 O

>特撮は映像表現の補助であり、目立っちゃい けないものだったはずです。

 

そうですとも!

そのさりげなさが、作品に奥行きとリアル観と存在感を与えるんです!

その積み重ねが、驚嘆とセンス・オブ・ワンダーを引き起こすのです!

実は、特撮作品で一番重要な事、それは

「特撮を魅せる」のではなく

「存在しない世界を魅せる」であって、

それを無視した特撮だけの映画は、結局、センス・オブ・ワンダーを引き起こす事はないのです!

 

特撮の心を忘れてはいかんのです。

(それこそが円谷特撮の真髄と私は思っています)

 

円谷特撮の特徴は、決して魅せるシーンだけでなく、目立たなくても、さりげなくても、世界を表現するのに重要と 思われるシーンには、おしみもなく特撮をいれています。

 

それが積み重なって世界を魅せるのです。

(宇宙大戦争のコクピットなんか、そのいい例です。普通ならコクピット描写で十分なのに、わざわざ、コクピット の向こうで光線が交差し、敵円盤が通過します。ほんの一瞬の積み重ねで、それはそのシーンのメインではないのですが、そういった積み重ねが存在感を生 み出してます)

 

(実は、こういった表現は、一時期、アニメの方が特撮から学んでいたんですが・・・今は・・・ああぁぁ)

 

>引用作品のクレジットがないのは

 

これは、過去の特撮作品におけるライブ使用(大戦争やガイガンなど)

でも表記がなかったように思えます。

(まあ、本人たちが関わってますが・・・)

しかし、当時から、そのような慣例が業界にはあるのかも知れません。

となると、本人たちにも幾ばくかの責任があるわけで・・・

一方的に責める事は出来ないと思います。

 

> 最近作が対ゴジラのストーリーばかりに なっているのは、ゴジラ映画の退化を示しています。

 

これは・・・実は、私、ここにはある理由が存在してると考えています。

 

ゴジラ84が 復活したとき、ファンの殆どは「初代」に繋がる・・・

いや、初代を再現するような怖いゴジラを求めたはずです。

 

そして、制作側もそれに答えようとした・・・

しかし、現実には・・・

 

それ以降、納得しないファンは、いまだ怖いゴジラを追い求め・・・

制作側も「今度こそ」と怖いゴジラを追い求める・・・

 

つまり、一度、皆が納得する「人類対ゴジラ」が作られなければ

みんな、先に進めなくなっているのではないでしょうか?

 

もしかしたら、84以 降、いまだファンや制作側の中で

ちゃんとしたゴジラの復活は「なされていない」のかも・A CLASS=WN href=http://ad.wordsnavi.jp/wordsnavi/search?word=XB7XA4&media=38 target=XB7XA4>靴譴泙擦鵝まbr>

(だから、その後の発展的怪獣映画に進めないんじゃないでしょうか?)

 

いまだ、制作側は「初代ゴジラ」の亡霊に取り憑かれているのかもしれません。

(ファンの多くもね)

(私なんか、そのいい例ですよ(自爆)

(ええ、よーく自覚してますともさ(w

 

しかし、その本来の再現すべき王道を、本家が迷走している間に

横でガメラがそのコンセプトでやろうとしたもんだから・・・

本家もゴジラ専門ファンも余計に意地になってしまう・・・

 

で、金子監督がガメラからやってきて、

「今度こそ」と思いきや・・・

 

観客の期待そっちのけで、自分が創りたい物を造ってしまうし・・・

そりゃ、金子監督は、一度ガメラでやってしまってますから満足しちゃったかもしれませんが・・・

 

我々はまだ満足してませんよー(泣

勝手に先に1人 で満足しないでくれぇ~(嘆

 

そりゃね、クリエイターとして

2回同じものは創りたくないってのはよーく判ります よ。

私も業界は違えどクリエイターとして飯を食ってる者ですから・・・

 

でもね、でもね、観客(ユーザー)の期待を裏切っちゃダメでしょうに・・・

アマチュアならば、自分の信念で創ってもいいでしょう。

しかし、プロならば、観客側の期待に答えつつ、その範囲内で創造性を発揮しないと・・・

 

そうしないと、観客は最終的には離れていきます。

まだ、ゴジラにはあきらめの悪いしぶとーいファンが多いから、

そう簡単には廃れないと思いますが・・・

(私もあきらめ悪いですからね(w

 

112 返信 Re:うわーー!! 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/20 19:28

男性 40 O

ああ、そうです。

Lansさんの発言で、そういえば確かに、と改めて 気がつきました。

円谷特撮作品の特質のひとつには、シーンの要求に応じて特撮の質を変えているということもありました。

裏方としての特撮と主役としての特撮を境目なく縦横に駆使しているといいましょうか。

(このあたりはもっともっと考察が必要だと思ってます。円谷監督はときとして放り出したようなバレバレの特撮も 使うことがあります。有名なのはバラゴンに襲われる馬でしょうか。そこにも演出意図があるんじゃないかと勘ぐってますが・・・予算や時間の問題でやむ を得ずってこともあるか)

 

>引用作品のクレジットの件

たしかに、今回の引用の仕方は『ゴジラの逆襲』における『ゴジラ』の引用に近いものではありますが・・。

『怪獣大戦争』や70年 代ゴジラ映画でのフィルム流用とは意味合いがぜんぜん違うんですよ。

記憶違いでなければ、『ゴジラvsモスラ』での荒れる海のカットは『モスラ対ゴジラ』その他の同様のカットをそのまま使っているとか。

そのように素材として使うなら東宝のフィルムライブラリーの活用という受け止め方も出来るんですが・・。

(それでも、そのカットを作ったスタッフを明記すべきだとは思います)

 

>人類対ゴジラ

うーーーん。

それはもう、『ゴジラ』があるから十分というのが私の考えです。

それでも緻密に描かれた人類対ゴジラのドラマを見たいという要求はあるのかもしれませんね。

でも、人類が勝つのは絶対にナシね。

それと、最近のゴジラ映画が『ゴジラ』の続編という形で人類対ゴジラをやろうとしているのもおかしなことに感じ ます。

『ゴジラ』でのオキシジェンデストロイヤーには極めて象徴的な意味合い(水中の酸素を破壊するという機能を超え たドラマ上の意味がある)があり、

そのオキシジェンデストロイヤーがもはや使えない、という前提にも単に芹沢博士が死んでしまったからという表面 的な事情を超えたものがあったはずだと思っています。

ですから、『ゴジラ』を踏まえるなら、人類には絶対に倒せない相手に対してどうするか、という形にならないとい けないんじゃないでしょうか。

 

【わたしも平成ガメラが人類対怪獣をきちんと描いたとは思ってないです。

それにあのシリーズに登場した巨大生物には、ついに怪獣を感じませんでした。(ぶつぶつ)】

 

(もはやLansさ んのように初代に憑かれている人も少数派かも・・・。

最近の風潮は、人間がゴジラと戦ってくれないと熱くなれないから、という程度では?)

 

113 返信 Re:うわーー!! つっつ メール 2002/12/20 22:56

男性 32 A

しまった!それ、僕もだった・・・。だけど、結局、原点に返るだの言っといてなーんも原点に返ってないじゃない の!大体特撮映画の基本を忘れてますよ最近のは。ハリウッドのも見過ぎたせいかこの手のはあまり見なくなったし。(エピソード2も実は見てな い・・・。)CGがあらゆる表現が可能になり特撮シーンのインパクトが薄れたせいもあるけど・・・。見事なんだけど衝撃がないというか・・・。話しは 変わりますが、「バラゴン」のあれ、意図的にやったって聞いてますよ。楽しさ優先で。(もっとも円谷監督は残酷な描写は嫌ってたから人形を使ってたの もありますが・・・(^.^))。 でもほんと最近のは話をおろそかにしすぎますよ。

 

119 返信 Re:うわーー!! 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/22 11:28

男性 40 O

すいません、こちらのスレッドも内容が濃いのできちんとしたレスはまた後日。

イカ課長さん、円谷戦記物にもはまりましたか!

見事なメカ特撮としても観られますよね。

 

116 返信 Re:うわーー!! イカ課長 メール URL 2002/12/21 06:05

 

おお、「南海の花束」。見たことないですが、

着水事故シーンに迫真感を増すため、円谷監督が台本にはない

インサートカットを大量に撮りたしたという作品ですよね。

「写真集 特技監督 円谷英二」でそういうエピソードを読んで

凄い凄い!感激した記憶があります。違っていたらすいません。

ちょっと前、円谷さんの戦記特撮にハマりましたよ。

編集の話じゃないけど「太平洋の翼」の大和空撮シーンは本物にしか見えなくて

「!!!」ですが、あれは本物のヘリでミニチュア艦船を空撮してたそうですね。

あの頃のエピソードは、なんでこんなにびっくりすることばかりなんでしょう。

 

121 返信 しまった 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/22 11:38

男性 40 O

119番の書き込みはイカ課長さんの記事のあとで書 いたものです。

つっつさんの記事への返信モードで書いたら変な場所にくっついちゃった。

 

124 返信 Re:しまった 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/24 14:55

男性 40 O

>つっつさん

そうそう。

『フランケンシュタイン対地底怪獣』での馬ははっきり意図的なものだったようですね。

「本物の馬を撮影したら?」という意見に「それがおもしろいか?」と一蹴なさったとか。

円谷監督の伝記をお書きなっている鈴木和幸さんの解釈は、普通のことをやるだけではつまらない、なにか新たな手 法はないかと考える実験精神の表れではないか、ということでした。

私はあの馬に、例えば『三大怪獣地球最大の決戦』での遠景のゴジラ&ラドンと共通のものを感じるのです。

闘争(あるいはじゃれあっている?)するゴジラとラドンを大ロングで見せるカットにあからさまに人形然としたも のがあります。

これはまずいカットなのか?

バラゴンの馬が確信をもってやったことなら、そんなゴジラやラドンもわざとではないのか。

では、どんな効果があるのでしょう。

「あ、人形だ。特撮を見破ったぞー」なんてレベルで止まらずに、ちゃんとそのカットを鑑賞するとどんな感情が湧 きあがるのでしょう。

あえて私の感情は書きません。

特撮見破り遊びを止めれば、円谷特撮からこれまで以上にたくさんの感情を動かされるはずです。

 

リアリズム一辺倒で、怪獣を実在に見せることしか考えないなら、人形であることがバレるようなカットは作らない ほうがいいです。

そんな糞リアリズムを超えたところに円谷特撮の「美」があるのではないかと考えています。

(とはいえ、特撮がバレているカットすべてが意図的なものとも限りませんから・・)

 

>イカ課長さん

上の話からつながって来ます・・・。

『南海の花束』に絡んで、「円谷英二の映像世界」(実業之日本社)に円谷監督自身のコメントが採録されています よね。

増補改訂版では127ペー ジから129ページの欄外にきわめ て重要なコメントが載ってます。

円谷監督がシナリオに気を配り、ストーリーを効果的に見せるための映像作りを第一に考えていたことがよくわかり ます。

で、私、「写真集円谷英二」は最初のバージョンしか持っていないんです。

イカ課長さんは増補版をお持ちですか?

なにしろ高価な本ですからおいそれと買い足すことも出来なくって・・。

 


114 返信 ミニハムずぅ♪ ゴジゴメ URL 2002/12/21 00:39

 

ギドラ様

>最近作が対ゴジラのストーリーばかりになっているのは、ゴジラ映画の退化を示しています。

 

人間ドラマをしっかり描けということと把握しました。

思うにあとは自衛隊員や科学者たちの人間描写だけではなく 民間人を主役、準主役に持ってくる事により 人間ド ラマに膨らみを持たせ、面白くすることができるはずなんです。

つまり伏線を多く張り巡らすことで より作品として見ごたえのあるものに仕上げる事ができるはずなんですね。

 

たとえば昭和の「ガメラ対ギャオス」なんかは 東名高速道路建設用地をめぐる金銭のもつれを痛烈な世相批判とし て内容に盛りこまれていました。

そこにギャオスが現れ地元の人たち、建設に携わっている人たち、自衛隊などなどが入り乱れ怒涛の展開となるので すが 素晴らしい人間描写が特撮とうまくリンクしていたと思います。

今後ああいうの期待したいですよね。

 

また今回の機龍、クレジットが出るとざわついて帰る人が多いのを逆手に取った心にくい演出だったと思います。

もうひとつ、機龍を見上げる茜の後姿ごしに左から右へ歩いていた自衛官、絶対手塚監督だとにらんでいるんですが(^^)

 

 

 

 

118 返信 Re:ミニハムずぅ♪ 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/22 11:26

男性 40 O

ゴジゴメさん、再びの書き込みありがとうございます。

いまちょっと時間がないので、ちゃんとしたレスはまた後日・・。

このスレッドにも語るべきことがいろいろあると思います。

 

G×MGのラストに横切る人物、私もT監督だと思いました。(監督クレジットと同時に出てくる しぃ)

 

125 返信 Re:ミニハムずぅ♪ 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/24 14:57

男性 40 O

ゴジゴメさん、見事な例証をありがとうございます。

 

ここでゴジラ映画の旧作を例に出しても、本多・円谷コンビはすごいという定説(みんなそんな風に言うけれど、本 当に自分の目で見て頭で考えてその結論に達している人がどれだけいることか・・)

を補強するだけになる可能性がありますよね。

 

私も『大怪獣空中戦ガメラ対ギャオス』は大傑作だと思っています。

英一(!!)少年を中心に据えながら、怪獣出現という社会問題の全体像を過不足なく描ききっています。

非常に多くの要素を取り扱いながら、怪獣対決も大盤振る舞い!

縦横無尽に暴れ回るギャオスを描いた特撮シーンもリアリズムを越えた迫力があったと思います。

 

同時代に東宝の円谷特撮映画があったために、過小評価されてしまったのではないか、などと勘ぐっています。

(たしかに、本多演出や円谷演出に比べるとどこか安っぽさはある・・)

 

あの映画でのガメラは、子供に「優しい」のではありますが、大人たち(社会と言い換えてもいいかも)にとっては 脅威であり何をしでかすかわからない奴であるという描かれ方もされていたはずです。

それによって、ちゃんとガメラの怪獣性が保たれているわけです。

 

ともあれ、怪獣出現という大事件にシンクロさせて怪獣撃滅作戦だけでなく多様なドラマを織り込んだ技は見事でし た。

そして、怪獣映画の可能性はそんな風に広げるべきだと思うのです。

(有名怪獣の設定をいじくってみたり、対怪獣兵器に珍奇なものを出せばいいというものではない)

 

このごろは、人間側の主人公と怪獣が正面から向き合うものばかりで、ドラマに広がりがないのです。

 


115 返信 遅いごあいさつ(^^ イ カ課長 メール URL 2002/12/21 05:47

 

殿様ギドラさま、こっ、今年はご挨拶がすっかり遅れました。

早くにお知らせいただいたとき

「がんばってください!応援してます!」とかレスしておいて、おまえ口だけかい!みたいな(^^;。

こんな不義理をしでかしたのも。あれを作っていたからです…いうとウソになります(^^;。

発行が決まったのは12月に入ってからですから。

 

しかし、あれを作りながら、この記事はこちらのディベートの参考にも

きっとなるだろう、何かお役に立てるだろうと思っていたのは本当です。

(勝手に自分で納得してただけですが^^;)

みなさんご利用いただければ、嬉しいです。

…ごくごく低姿勢ながら、だんだんと宣伝モードに入って参りました(^^;。

 

最新作を緊急特集!スタッフインタビュー満載!

「ゴジラマガジンWEB号外2 ゴジラ×メカゴジラ スペシャル」

http://www.h5.dion.ne.jp/~gmaga02/index.htm

みなさん、ご覧ください。

(すいません、まだまだ更新など忙しく、こちらに参加する余裕がありません。長々とすいません)

 

120 返信 Re:遅いごあいさつ(^^ 殿 様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/22 11:35

男性 40 O

イカ課長さま、いらっしゃいませ~。

なかなか来てくれないので、イ~さん、お見限りぃ?なんてちょっとだけ思ってました。

 

みなさま、「ゴジラマガジンWEB号外2  ゴジラ×メカゴジラ スペシャル」はとても内容が濃いのでぜひお読みください。

掲示板も設置されていますし、あちらの掲示板のほうがメッセージが直にスタッフへ届くかも?

(それだけにあまりきっついことは書けないと思いますけど、歯に衣着せぬやりとりはこちらでひとつ、ということ で。なんて)

 

123 返信 Re:遅いごあいさつ(^^ イ カ課長 メール URL 2002/12/24 03:37

 

殿様ギドラさま、ご推薦ありがとうございます。

> 掲示板も設置されていますし、あちらの 掲示板のほうがメッセージが直にスタッフへ届くかも?

うーん、どうでしょう。カキコミが少ないので目立つかもしれません()

ともかく、大勢の方にご覧頂ければ嬉しいです。よろしくどうぞ。

(これだけでスレッド上がってしまうんですよね。なんとも恐縮です^^;)

 

126 返信 よっこらしょ 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/24 14:59

男性 40 O

ゴジラマガジンWEB号 外の告知はあんまり下へ行かないよーに、と。

 


122 返信 G×MGを観た感想。 高原竜 2002/12/23 16:50

男性 37 B

こんにちわ。

先週の木曜日に初めて観ることができました。

私は機龍は、今までのメカゴジラ以上にというか、ほとんどゴジラだと思いました。その上でお話の内容をゴジラ (機龍)の使役用家畜化の物語だと受け止めました。使役犬、作業犬、軍用犬や軍馬などを作り上げるお話に似てると思ってしまいました。これは誤解して るのでしょうか?

ゴジラを家畜化などと発言すると怒られそうですが、機龍は少なくともゴジラの部分があり、ロボットいえど生体部 分があり、生命として扱われているので、人類に利用されている以上、家畜以外の何ものでもないと思いました。

 

 

127 返信 Re:G×MGを観た感想。 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/24 15:00

男性 40 O

どうも、ご投稿ありがとうございます。

 

ゴジラ家畜化の物語だというご意見、私もその通りだと思います。

webではないですが、国際映画祭直後に書いた感想 文で私は、「(機龍が)人類の犬に成り下がる」という表現を使っています。

そして、私はそんな展開をきわめて不愉快に感じました。

 

まあ、実際はゴジラを手なずけたというより、ゴジラの心を殺して、その抜け殻を利用しているということではある のですが。

 

『怪獣大戦争』や『怪獣総進撃』でもゴジラは宇宙人や人類に操られます。

しかし、その二本は、最後にコントロールから脱するゴジラを見せてくれます。

ゴジラの意思が奪われたままではないのです。そこに救いがあったはずです。

 

さらに言えば、機龍は初代ゴジラなのではありませんか!

それが意思を奪われて、人間の手先となって仲間のゴジラと戦うなんて、悲劇以外のなにものでもないです。

しかし、『ゴジラ×メカゴジラ』という映画はそんなラストバトルをどのように描いたでしょう。

観客に初代ゴジラの痛みを伝えるような演出はあったでしょうか。

あの映画は初代ゴジラの無念などまったく意に介さず、「ゴジラを倒すために」突き進んでいきます。

 

と、私の感じ方を並べ立ててしまいましたが、高原竜さんはどのようにお感じになったでしょうか。

 

128 返信 Re:G×MGを観た感想。 高原竜 2002/12/24 17:54

男性 37 B

レスありがとうございます。

 

> webではないですが、国際映画祭直後に 書いた感想文で私は、「(機龍が)人類の犬に成り下がる」という表現を使っています。

 

私は予習をして映画鑑賞に望みました。もしかしたら殿様ギドラさんのご意見をインプットしていたので家畜化と 思ってしまったのかもしれません。そしてそれが不愉快なのか?受け入れられているのか?自分自身でもよく解かりません。すみません。

 

> まあ、実際はゴジラを手なずけたという より、ゴジラの心を殺して、その抜け殻を利用しているということではあるのですが。

 

上記の内容を整理できていないので、家畜化の内容をOKか?否か?解からないのです。人間に心があると言われて います。心は脳にあると言われています。でも心と脳はイコールではないと思ってしまいます。脳死後の遺体には心がないのでしょうか?であれば臓器移植 に本人の生前の同意は不要かな?と思ったりします。ゴジラは人間ではありませんが、初ゴジは抜け殻を利用されることに同意していないのですよね。人間 としてゴジラの遺体の利用の仕方は良かったのか?悪かったのか?混乱してます。

 

お正月にもう一回くらい観にいきます。またご指導お願いいたします。

 

129 返信 Re:G×MGを観た感想。 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/25 09:14

男性 40 O

高原竜さん、誠実なお答えありがとうございます。

無理に結論を出す必要はないです。そのことについて考えることが大事だと思ってます。

 

多分、劇中の人間としては初代ゴジラの遺体を利用することも正しいのでしょう。

それがゴジラ撃退に有効なら。

(イカ課長さんのwebマガジンで、機龍の中に初代ゴジラの骨が入っているということがはっきりわかりました。>三村さんインタビュー参照のこ と。映画を観るだけでは、ゴジラの骨髄細胞を増殖させてDNAコンピュータを作ったというところまでははっきりしてましたが、「ゴジラをベースにして作った」というセリフが、DNAを利用したことを指すのか、骨そのものも使ったのか判然 としませんでした)

 

しかし、観客たる我々の意識が劇中の人間たち「だけ」に寄り添う必要はないわけで、ゴジラにシンパシーを感じて 長年ゴジラファンだった私としては、ゴジラの気持ちを第一に考えてしまうのです。

 


130 返信 まずGxMGの感想です Lans 2002/12/25 12:31

男性 37 O

なんか、忙しくなってるLansでしが、なんとか書きます(汗

(年末進行の恐怖ってやつですが(自爆)

 

えー、全体的には高印象です。

MGカコイイです。

特撮も、まあ、細かいあらはありますが、従来と比べて立派、十分です。

あえて、文句をいえば、CGの不自然さくらいでしょう。

特に、MGの 体当たり急停止とか・・・

ジャイアントスイングとか、MGの宙返り、MGの ジャンプ回避とか・・・

(他にも軍事的突込みは多数ありますが、今回はまたの機会に)

 

それよりも、私は根本的な大きな文句があります!

 

作中でも、初代ゴジラは芹沢博士の活躍で倒されたと言及しましたよね。

さらに博士は、水爆以上の威力を秘めるそれを兵器として使えわれないように命を絶ったとも・・・

 

これは初代作品中でも明言されています。

・原爆対原爆、水爆対水爆、そこにさらに、この恐怖の兵器オキシジェンデストロイヤーを加える事など・・・「人 間として行ってはならない」と

 

つまり、明確に科学技術による軍事技術の向上を否定し、自らの命まで犠牲にして、それを貫いたのです。

 

で、今回・・・総理・・・なんていいました

「我々はゴジラ以上の戦力を手に入れた。この意義は大きい・・・」

そりゃ大きいでしょうよ。で最後には

「我々の勝利だ」

 

ちょーとまて!

これは軍拡容認映画か?!!!!!!!!!!

 

命を捨ててまで軍備拡張を抑えようとした芹沢博士は無駄死にですか?

ゴジラを超える力を持って、そんなに嬉しいですか?

それの持つ意味、判っていってますか?

 

今までにある。または、ちょっと上の技術で、後は知恵と勇気で戦うなら判ります。

しかし、今回のMGは、 単純にゴジラ以上の力を目指すものです。

で、それを肯定したというならば・・・力には圧倒的な力を を肯定することです。

 

それは、人間として肯定しちゃいけないんじゃないのでしょうか?

それこそ芹沢のセリフをもう一度考えられなかったのでしょうか?

 

今回、作品としては、結構面白く見れましたが、

この「初代を否定した結末」いいえ「軍備増強を肯定した結末」だけは、どうも納得いきません。

 

あー、MGが 暴走して、結局、人間には過剰な力は制御できないのだ!

くらいにしてくれれば、私は両手を上げて、本作品を賞賛したでしょうに!

ええーい。

そこそこ面白かたので、よけいに腹が立ちまするぅ。

 

私、なんだかんだと言いながら、昭和特撮で、教訓めいたテーマを何気にいれてある所、結構好きでした。

これがあるから、子供にも推奨できる映画シリーズと思ってました・・・

 

今回のは、特に子供には見せたくないです。

(でも同時上映 ハム太郎・・・)

(でも、MGカッ コイイ・・・周囲の子供らもMGスッ ゲーと連呼が聞こえました)

 

えーい、どうしてくれようか。この口惜しさ!

せっかくのイイ娯楽作品なのに!

 

軍オタの私が、このようにに突っ込むのはおかしいと思われるかもしれませんが、

軍オタは、戦争の構造や威力を知ってるだけに、かえって、一定以上の軍備には嫌悪感を抱く人が多いです。

 

防衛の為の武装を認めるのと、無制限の武装を認めるのでは、全く意味が違いますので、はい。

 

131 返信 まだ吼えたりないぞ!と(w Lans 2002/12/25 12:56

男性 37 O

軍備拡張映画というと「地球防衛軍」や「宇宙大戦争」を思い出されるかもしれませんが・・・

 

地球防衛軍は、新兵器の開発投入のエスカレートと、その兵器の威力で人類は勝ったが、へたするとミステリアンの ようになるぞと、ちゃんと強力な釘が打たれています。

(そう、この部分が秀逸!兵器の過剰進化を暗に否定しつつ、防衛力の大事さも表現しています。地球防衛軍 マン セー!)

 

また、宇宙大戦争は、ストーリー構成が、はなから、世界各国が争っている場合じゃない。そんな事してたら付け込 まれるぞ。もっと世界一丸になろう。という単純明快な方向で強化されてます。この映画では、軍拡は世界一丸の結果にしか過ぎません。それに、やはりナ タールのようになってはいけないと釘入ってます。

(世界協力思想はこちらの方が地球防衛軍より若干強めですが、逆に宇宙人の状況描写は弱くなってます・・・)

 

なんか、今の東宝特撮は大事な事を忘れてるよーな気がするなぁ・・・

このあたりの加減が、イー感じを生んでたんだと思うんだけどなぁ・・・

なんか加減とか感じとはハッキリしない表現ですみませんが、正直、ハッキリと認識する部分ではなく、全体を流れ る感じというか、そんなあいまいなモノを感じるのです。特に30年代の東宝特撮には。。。

(まだ、生まれてない頃の作品だけど、TV放映は見てましたからねぇ)

 

(ちなみに、バルジ大作戦も兵器で米軍が勝つ訳ではないですし・・・)

(現実は米が兵器の量で勝ってますが、性能では負けな感じです)

 

(それぞれ、有利と不利を内包しつつ、お互いそれを作戦などでカバーして戦うから面白くなる)

(こういったバトル部分ではMGの描写は、そこそこ楽しめたんですが。。。あー!もう)

 

132 返信 もう一言! Lans 2002/12/25 13:04

男性 37 O

上記の文章は「軍備拡張」を「科学の暴走」と言い換えてもいいです。

従来の作品には、そういった科学万能に対する警告も入ってたと思います。

 

実際、科学の暴走の結果、さすがに大戦は起きませんでしたが

環境汚染による環境破壊の影響は、既に今現在、身近なところまで迫っています。

 

それを東宝特撮映画は警告し続けていたでしょうに

 

たんに映画じゃん

 

といえばそれだけですが、このような主張は大きな所で主張しても、あまり響きません。

それよりも草の根的に、提唱し続けることに意味があるとか思っています。

 

なんか、話が壮大になってきましたが・・・

その気持ちを少しでも込めて欲しかったです(嘆

 

137 返信 Re:まずGxMGの感想です 殿 様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/26 11:57

男性 40 O

Lansさん、お忙しい時期にどうもすみませんで す。

 

 

誤解されそうな気もしますが、私は映画に対して「耽美派」とでも言えそうな態度で接しているみたいです。

フィクションとしての成り立ちに「美」があるか、映像表現に「美」があるか・・・。

しかし、物語というものが人の心を打つのは、架空の出来事を扱いながらどこかに現実の社会や生活にもリンクした ものがあるからでしょう。

それは、人間の感情のことだったり、宇宙とは何かという根源的な問いだったり。

 

Lansさんのご指摘には、はっとさせられました。

『ゴジラ』の続編という形をとりながら、『ゴジラ』が含むテーマを否定するものになっているのですよね。

私は基本的にはゴジラはゴジラであって、なんらかの観念の象徴と考えるのは好きではないです。

(このあたりが耽美派なのかな、と)

それでも、正しい鑑賞の結果導き出される思想性を否定するものでもありません。

Lansさんの主張は正当なものだと考えます。

 

ただ、『ゴジラ×メカゴジラ』という映画がなにひとつ軍拡に対して疑問を持っていないかというとそうでもないな と見ました。

機龍お披露目のシーンで海外のマスコミと見える外国人たちの反応が、歓迎というより恐怖しているように「さらっ と」描かれています。

しかしねぇ。

あまりにも曖昧な描き方ですよ。

すごく重要な部分なのに、気がつく人だけ気がついてね、というやり方は、気がつかなくてもかまわないという態度 じゃないでしょうか。

もっと言えば、日本の軍拡に対して否定的な外国(劇中の報道陣もそんなことを言ってはいる)というだけでは日本 と国際社会という対立軸にしかならなくて、

『ゴジラ』が含んでいた人類と科学or軍備というテーマから後退しているじゃないですか。

 

考えるほどに問題点が増えていくような・・・・。

 


133 返信 初めまして 筆ペン 2002/12/25 17:10

男性 16

初めまして。

ゴジラVSキ ングギドラから見始めた若造です。

 

人間が怪獣と互角に戦うのはあまり好きじゃありません。

人間は怪獣に蹂躙されていればいいんです。

メカゴジラの事を劇中で、ゴジラ以上の戦力と言っていますが

メカゴジラはゴジラにかなわないと思います。

最後、メカゴジラはボロボロだったのに、ゴジラはとどめを

刺しませんでした。僕にはゴジラの背中が

「今日は、このくらいにしてやる。」

と言っているような気がしました。

 

特撮の方は、いまいち気に入りません。

平成ガメラの方が凄かった、と思うのは僕が若いからでしょうか?

 

138 返信 Re:初めまして 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/26 11:58

男性 40 O

筆ペンさん、初めまして。ようこそいらっしゃいました。

 

平成vsから入ったゴジラファンの方には、人間がゴジラと対等に戦ってもいいじゃん、と思っている人ばかりなの かなと思っていましたが、

そうでもないことを知って嬉しいです。

 

『ゴジラ×メカゴジラ』での特撮が平成ガメラより落ちるように見えたのは、

きっと特撮シーンと本編シーンの割合の違いによるところもあるんじゃないでしょうか。

ちゃんと尺を測ったわけではないですが、×メカゴジラのほうが特撮カットが多いんじゃないかと思いました。

(平成ガメラといっても3本ありますから、作品ごとに考えなければいけないんでしょうけど、平均してということ で)

怪獣映画での特撮カットは日常生活では見られない映像を描くことが多いので、特撮カットが出てくることで昂揚感 が生まれます。

しかし、それもしょっちゅう出てくると驚きが薄れるのは仕方ないところかもしれません。

それから、平成ガメラの特撮カットは主観カットが多かったと思います。

この手法は観客を劇中の状況に巻き込むやり方ですから、容易に興奮させられてしまうのです。

ただし、状況の全体像やアクションの流れを伝えることは難しくなるので多用するのは考え物・・・・。

(最近の映画は洋画も含めて主観カットの嵐で、「うわー。どうなっちゃうの」と興奮は出来ても何が起こっている のかよくわからないので、スペクタクル感がない)

 


134 返信 そうですよね つっつ メール 2002/12/25 21:45

男性 32 A

今、LaNsさんの意見を読んで思いっきり納得してます。東宝特撮映画の本来のテーマは「反戦」でしたよね(何 だか誤解を招きそうですが・・・。)ですが、あの映画では堂々と「人類にはもはや敵なし」と宣言してるところがありました。(何だかアメリカ軍は無敵 だとかいう傲慢さが見えてしまったUS.Gみたい・・・。)そうじゃねーだろに!人類がどんな兵器を使っても絶対に倒せないのがゴジラだろうに!(結 構楽しめただけに余計腹が立ってきた・・・。

閑話休題。「地球防衛軍」「宇宙大戦争」ではどのような描写がされてましたか?

人類の過剰な科学への過信と傲慢さの比喩としてミステリアンやナタールを設定し

たのではありませんか。つまり科学技術を誤ると彼らみたいになりますよと。

この二作は「ゲーム感覚でしている戦争」(何か変な言い方ですが今のバトリング

を題材にしている作品はほとんどこれ)ではなく「終わらせる為の戦争」で

戦わなければ壊滅してしまうという「やむを得ない戦争」だったのでは?(因みにこの二作、地球人からは自分から は攻めていない。科学者が仲介するシーンもある。)それに引き換え今回の映画は・・・。絶句しました・・・。

一度、今のゴジラ映画で自衛隊がなす術もなく攻撃から住民の救助に目的を変更する映画が見たくなった。あるいは 一般市民を主人公にして自衛隊の出番を極端に少なくするとか。もうそうした方がいいのでは・・・。

 

139 返信 Re:そうですよね 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/26 12:00

男性 40 O

>自衛隊がなす術もなく攻撃から住民の救助に目的を変更する映画

 

ぎくっっ。

似たようなことを私も考えていて、○○○の*********にそんな○○を××しているのでした。

さて、どうなることやら。

 


135 返信 ゴジラ×メカゴジラ推します 南海サルベージ メール 2002/12/26 01:56

男性 48 O

 初期のガンダムを観ての爽快感とか切なさとかと似た感想を抱かせる映画です。というかアニメを実写にしたのが ゴジラ×メカゴジラでしょう。

 今回の1時間28分という尺の中で、モビルスーツゴジラとそのパイロット家城茜の物語が展開されている、それ が今回の作品であって、反戦思想だとか、科学技術への警鐘だとかは最初から考える必要のない映画として仕上げられています。

 時代劇で悪代官を主人公がバッサリと切り殺すのと同じ。つまり思想性よりもバトルの爽快感を味わう映画(昔の 東映時代劇の市川歌右衛門の殺陣を見るようなもの)です。それが、ゴジラの骨格を持ち出してきたため、ゴジラファンのおしかりを受ける作品になってし まった。余計なことをしたもんです。

 ガンダムが後の作品になればなるほど、最初のガンダム、ゼータガンダムと比較されて批判されるのと同じです ね。

 自衛隊が出てくれば軍拡映画だということになると、田中、本多、円谷トリオの戦争映画は全て否定されてしまい ます。また、金子修介の平成ガメラだって同様。とりわけガメラ2はレギオン対自衛隊プラスガメラの作品でした。

 ガンダムのザクみたいな弱い自衛隊、やれら役の自衛隊なら許せるが、ゴジラとタメを張る自衛隊は軍拡だとなる と、怪獣映画の面白さの一面が否定されてしまいます。映画を観る時ぐらい自衛隊が軍隊か、憲法9条に違反するかといった問題は考えずにバトルを楽しも うではないですか。

 

140 返信 Re:ゴジラ×メカゴジラ推します 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/26 12:02

男性 40 O

南海サルベージさん、はじめまして。

 

議論主体の掲示板なもので、いきなり反論みたいな形になることをお許しください。

 

>反戦思想だとか、科学技術への警鐘だとかは最初から考える必要のない映画として仕上げられています。

 

このご主張は根拠薄弱ではないですか?

機龍建造に関して政府が動く様子や、国民の支持率がどうとか、諸外国の反応などといった要素を取り入れることで 現実社会との「生臭い」関係を持ち込んでいませんか?

また、ゴジラや機龍に関して沙羅が発するセリフに科学技術のあり方を問題視する視点はありませんか?

(誤解なきよう。上記に関してちゃんと描いているとも思っておりません。しかし、そんな視点がある映画だという ことは間違いないと思っています)

 

>自衛隊が出てくれば軍拡映画だということになると

 

すいません。

少なくとも、この掲示板ではどなたもそんなことはおっしゃっていないはずです。

 

自衛隊に関してですが、

弱ければいいとは思いません。

自衛隊の活動を通して、現実社会に怪獣が出現したときの人類の努力が見えるべきだと思っています。

(『ゴジラ』はもちろん、『キングコング対ゴジラ』『モスラ対ゴジラ』での自衛隊(防衛軍)のあり方がうまいバ ランスだったと思う)

ただし、自衛隊が互角にゴジラと戦う、あまつさえゴジラを倒すとなると話は違います。

怪獣映画を観るとき、人間に倒される怪獣を観たいのでしょうか?

そういう人がいることを否定はしませんが、それなら日本の怪獣映画でなくても海外の怪物映画にいくらでもそんな 作品があります。

私は人類には打つ手なし、というエスカレートした状況を楽しみたいです。

それでも人類滅亡などというペシミスティックな結末も楽しくないので、怪獣対決ものを望むのです。

 

ゴジラという怪獣には相反する要素が同居しているために受け手に混乱が起こっているという事実はありますが、ゴ ジラの全体像を受け止めるべきでしょう。

大きく分ければ、「科学技術の申し子であり、人類の似姿である」と「科学では征服しきれない自然の驚異であり、 人類の利害は意に介さないもの」という二つになると思います。

(よくもまったく正反対のものを両方含んで、矛盾を感じさせずに成立しているものだと驚嘆します)

この二つの前者に比重をかければ、『ゴジラ』の再話になってしまうことはわかるでしょう。

そして『ゴジラ』においてのゴジラは科学技術の象徴・人類の似姿である、という要素さえ全うしていればストー リー上は問題なく機能したと思われます。

ところが、怪獣ゴジラを「生きた」存在として肉付けしていく過程で、大戸島の伝説とか爬虫類と哺乳類の中間であ るとか、設定に大自然の生命活動という要素が加わり、演出にもゴジラの動物的な感情を描きこむことになったのだと思います。

その結果、ゴジラが向き合う相手が人類だけでなくてもよくなったのじゃないかと考えました。

早速第二作では同じような大自然の驚異であるアンギラスと闘います。

それでも怪物映画の原則から脱することの出来なかった『ゴジラの逆襲』では人間の知恵と努力でゴジラは封じ込め られます。

(しかし、しかし、決して新兵器で倒したわけではないし、ゴジラを殺したわけでもない!)

 

まずは、日本の怪獣映画の独自性がどこにあるのか、をじっくり考えてみるべきではないかと思います。

 

人類の科学が怪獣を制するという映画が出てきてしまったら、それこそ、怪獣映画の否定ですよ。

そして、そんな作品を肯定するということは、大自然への驚きと畏怖を忘れた思い上がりを認めることになるんじゃ ないでしょうか?

 

142 返信 Re:ゴジラ×メカゴジラ推します Lans 2002/12/26 12:11

男性 37 O

>ガンダムのザクみたいな弱い自衛隊、やれら 役の自衛隊なら許せるが、ゴジラとタメを張る自衛隊は軍拡だとなると、怪獣映画の面白さの一面が否定されてしまいます。

 

ちょっと誤解が生じてしまったようです。

私は、自衛隊が出ないゴジラ映画は、あまり好きではありません。

別にタメはってもいいとは思います。というか、張って欲しいです。

(実は、私のもう一つの姿は生粋のミリタリーマニアっす)

(なので、人類の対怪獣行動は特に大好きですので、はい)

 

問題は、その方法と結果です。

今回、実際にゴジラを倒したわけではないので、

そのあたりの結果には文句いいません。

(ただ、ゴジラが帰る理由は見えませんでしたけど・・・)

 

問題にしたいのは、その過程と方法です。

 

そこに「人間の制御できる巨大な力」を獲得してしまった部分に賛成できないんです。

(特に、大きな犠牲もなく・・・途中の暴走が犠牲と考えられるかも知れませんが、その克服自体には、なんの犠牲 もありません・・・)

 

US版は、GODZILLAを倒してしまっていますが、その方法は、「人間の制御できる巨大な力」ではありません。

つまり、GODZILLAを生み出してしまった背景を制御する

また、それ以上の力を得たわけでもなく、実は、なにも根本は解決してないのです。

(私は、基本的にUSGODZILLAの援護者です。でも、倒した事自体は批判して ますが)

 

替わって、GMGでは、明確に対抗する力を得たと喜んでさえいます。

実際は、完全勝利ではないが、登場人物全員が今後も「やる気まんまん」です。

 

そこに警鐘を予感させるものは、全くありません。

(作中の演出を含めて)

 

US版は、倒した事で次から目を避けています が・・・次を予感だけはさせています。で、GODZILLAの 脅威は単体ではなく、その繁殖力を含む種の総体としての脅威なので、次に増えてしまったら・・・の危機感はまだ、残されています。つまり、次はダメか もって奴です。

 

US版は、怪獣GODZILLAと人類の戦いではなく、種としてのGODZILLA属と人類属の戦いなのです。

(そこはいいのがだ、ゴジラファンとして、単体の弱さには不満ですけどね)

(まじめに種としてみれば、実は、GODZILLAの方がゴジラより脅威度高いです。)

 

初代では、芹沢博士の死で、やはり、次の手立てを無くしています。これも次はダメかもを予感させます。

 

逆にGMGでは、次は行けるかも?・・・偉い違いです(泣)

 

うーん、ここまで書いて明確に自覚しました。

 

私は「次こそ、行けるかも?」という映画より

「次はダメかも?」とか「このままではヤバイかも?」

という脅威を覚える映画の方が好きなのです。

 

で、怪獣映画。特にゴジラにそれを望んでいるのです。

その理由は、やはり初代でしょう。

 

「次こそ」系のいけいけ映画は、ゴジラ以外でやるのなら、

私は、別にここまで不満を持たなかったはずですし、多分、肯定もするかもしれません。

 

しかし・・・ゴジラでそれをやるのは・・・

もう、それはゴジラではないような気がします。

 

実は私、ゴジラの骨の回収には、あまり不満を感じません(汗

それも、映画の手法としてアリかな?と思います。

別に骨が残っていても、それをどう使おうと、初代の作品意義を否定さえしなければ・・・

しかし芹沢博士の否定は、初代作品の否定につながります。

これを、芹沢博士の存在を最初から無視していったならともかく

作品中でも芹沢博士の行動や遺志を語っておきながら

結果的に無視どころか遺志を継がないあたりが、大不満なのですね。

 

明確に話を初代から繋げるなら、最低限の遺志は継いでほしいです。

(せめて否定しないで欲しいし。初代作品を無駄にしないで欲しい)

 

もし、遺志を継がないのなら・・・

初代とか関係ない世界観でやってくれって感じです。

 


136 返信 もっと感動させてくれぃ ゴジゴメ URL 2002/12/26 06:46

 

ギドラ様

>このごろは、人間側の主人公と怪獣が正面から向き合うものばかりで、ドラマに広がりがないのです。

 

Lans

>今回・・・総理・・・なんていいました

「我々はゴジラ以上の戦力を手に入れた。この意義は大きい・・・」

そりゃ大きいでしょうよ。で最後には

「我々の勝利だ」

「軍備拡張」を「科学の暴走」と言い換えてもいいです。

従来の作品には、そういった科学万能に対する警告も入ってたと思います。

 

筆ペン様

>メカゴジラの事を劇中で、ゴジラ以上の戦力と言っていますが

 

つっつ様

>今のゴジラ映画で自衛隊がなす術もなく攻撃から住民の救助に目的を変更する映画が見たくなった。あるいは一般 市民を主人公にして自衛隊の出番を極端に少なくするとか。もうそうした方がいいのでは・・・。

 

南海サルベージ様

>ゴジラとタメを張る自衛隊は軍拡だとなると、怪獣映画の面白さの一面が否定されてしまいます

 

 

 

科学に裏打ちされたとてつもない軍事力(機龍など)を持った日本国、やがて黄禍論ならぬ日本脅威論が世界に広が り いくら政府高官たちが国連や各同盟国で口がすっぱくなるほど事情説明に奔走しても疑惑はぬぐえず 昔はやった言葉ですが『日本の常識は世界の非常 識』さながら徐々に信頼を失っていき世界各国にとって潜在的脅威が顕在的脅威となっていく。

 

そんな時その大元のエネルギーの匂いをかぎつけ 数匹のゴジラが日本に上陸。

機龍は一体、数匹の手下ゴジラは倒すも最後には親玉ゴジラに破壊される。

同じDNAを持つせいかどことなく寂しげな表情のゴジラたち。

主力を失い 応戦もままならない日本の防衛力。

さあどうなる!?

 

ゴジラ×軍事力の図式がピークに到達すると 50周年の企画は平成ゴジラの流れからいって上記みたいになるのでしょうか?

確かに軍事色一辺倒の怪獣映画リアル感はありますが マンネリですしむなしいです。

ここらで『おおっ、そう来るか!』という内容で感動させてほしいものです。

 

 

 

141 返信 Re:もっと感動させてくれぃ 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/26 12:04

男性 40 O

やばい。やばいですねー。

 

ゴジゴメさんが予測した50周年企画、あり得ない話じゃないという気がします。

 

とくに複数のゴジラを出してしまうというあたり、すごーく危険な匂いがします。

それは絶対やっちゃいけないことです。

複数の個体を登場させることで一気にキャラクターが小物になってしまいます。

生物っぽさの演出にはなりますが、特殊なものであるという感覚が失われます。

(『空の大怪獣ラドン』でのラドンと『三大怪獣地球最大の決戦』でのラドンの違いを考えて!)

 

でも、ふと思ったのは、50周年記念でめちゃくちゃやっちゃえ、という発想。

 

初代ゴジラとvsキングギドラ~デストロイアゴジラは死んでいますから出せないとして、2代目ゴジラ(外観をど の作品から持ってくるか難しいですが・・)、

84&ビオランテゴジラ(同一個体ですよね)、ゴジ ラジュニア、2000ミレニアムゴ ジラ、メガギラスゴジラ、×メカゴジラゴジラの総出演ってのはいかが?

 

『ウルトラマン・ティガ、ダイナ&ガイア』のパターンでパラレルワールドをみんなくっつけちゃえ!

そうでもしなきゃ、ここまでバラバラになったシリーズを統一なんか出来ませんよ。(ああ。嘆息)

 


147 返信 この映画はゴジラが主役じゃありません 南海サルベージ メール 2002/12/26 14:48

男性 48 O

 ゴジラ×メカゴジラは主演家城茜とメカゴジラ、敵役がゴジラです。

 ひとりの女性自衛官が孤独の中で悔やみ、悩み、そしてついに自分の居場所を見つける物語です。まさにガンダム のアムロやカミーユみたいなものです。

 だいたい、ゴジラが主役なら、一貫して画面下手に位置し、上手の茜(メカゴジラ)と対峙することはありません し、もっとゴジラ上陸の必然性もまた去っていく必然性も説明されているはず。

 考えてみると初代ゴジラは、たかが化学薬品?で溶かされて骨になってしまう程度の生物でした。しかしその後の ゴジラはキンゴジでこそ電気ショックに弱いという一面を見せましたし、vsメカゴジラでは腰の第2の脳を破壊され、ラドンとの合体でのみ生き長らえることができましたが、これら例外的な場合を除い て、ゴジラはほぼ絶対的な強さを持つ存在として描かれてきました。前回の金子ゴジラがおそらくはその強さの頂点でしょう。

 ならば、その絶対的な強さと人間がどう戦うか。政治とか倫理とかを抜きにして、とにかく絶対的な強さで何故か 日本に繰り返し来襲するゴジラと戦うには、野党的批判はこの際置いといて、超兵器を作り出すしかない(軍事的常識ですね)。

 東海大地震を防ぐ方法が見つかって、政府が大喜びするのと同じ次元と考えた方が、政府、自衛隊、科学者、 ジャーナリストの反応として自然でしょう。

 今回の茜とメカゴジラは、そんな存在がもしあったらという、ゴジラの歴史の中の一本の選択枝だったと考えま しょう。まあ、外伝ですね。

 

149 返信 Re:この映画はゴジラが主役じゃありません Lans 2002/12/26 15:32

男性 37 O

正直に、その方向性のゴジラ映画は観て見たいです。

 

私が下記でも書いている正統な人類対ゴジラの映画は

その方向性に近いと思います。

 

ただし、そこに初代のテーマを否定して欲しくないだけなんです。

 

ほんと、この1点 を除いて、今回の映画、気に入ってますが、

この1点 だけは、声を大にして言いたいのです。

 

156 返信 Re:この映画はゴジラが主役じゃありません Lans 2002/12/26 19:01

男性 37 O

>政治とか倫理とかを抜きにして、とにかく絶 対的な強さで何故か日本に繰り返し来襲するゴジラと戦うには、野党的批判はこの際置いといて、超兵器を作り出すしかない(軍事的常識ですね)。

 

えー、力にそれ以上の力で対抗というのは

確かに1つ の方策ではありますが・・・

すみません、それは軍事的常識じゃないです・・・

 

それは「軍事史上、常に付きまとってきた問題」なのです。

 

そして、軍事関係者の誰もが、それ以外の解答を探している問題です。

この解決法は多くの場合、結果としてそれを解答として導入されていますが、

これは最悪の方法であり、それは多くの軍事関係者が自分達で認識し、

現実に今も頭を悩ましている問題です。

 

ここに、それを唯一つの正解として提示する事は言語道断です。

 

この答えは一番簡単で、ある意味、単純明快な真理なのですが

人間は、どんな時でも、それを超えようと努力しなければならんでしょ。

 

平和に武力は、残念ですが、現在の世界では必須と思っています。

しかし、その武力は最小限に抑えるべきですし、

暴走に対するフェールセイフは持つべきです。

 

ほんと、この問題は、人類史上、いまだ解答が出ていない問題です。

 

よって、その「超兵器を作り出すしかない(軍事的常識ですね)」を

正解として認識してはいけないんだと思います。

 

あくまでも、それこそを、その状況こそを、問題視するべきです。

 

158 返信 Re:この映画はゴジラが主役じゃありません 南海サルベージ メール 2002/12/26 19:13

男性 48 O

>絶対的な強さで何故か日本に繰り返し来襲す るゴジラと戦うには、超兵器を作り出すしかない(軍事的常識ですね)。

ここに、それを唯一つの正解として提示する事は言語道断です。

 

 一般的な軍事問題化しているところに根本的なすれ違いがあります。映画の中で開発された兵器は、それ自体対人 兵器となりうる点は認めます。

 しかし、怪獣映画で登場する兵器はあくまでも怪獣との戦闘のためのものです。兵器は兵器じゃないかとおっしゃ るかもしれませんが、戦争を外交の一手段とする人間対人間と、武力以外防ぐ手だてのない怪獣対人間を一緒に論じて、超兵器開発は悪であるという論理は 成立しません。

 ゴジラワールドを作り上げてしまった以上、そこで語られる兵器はゴジラを倒すことを目的にゴジラ以上の破壊力 を目指すものでなければ意味ないんですよね。

 

 

160 返信 Re:この映画はゴジラが主役じゃありません Lans 2002/12/26 19:40

男性 37 O

>戦争を外交の一手段とする人間対人間と、武力以外防ぐ手だてのない怪獣対人間を一緒に論じて、超兵器開発は悪 であるという論理は成立しません。

 

兵器開発を悪と断定するつもりは全くありません。

(あったら、そもそも私はミリタリーマニアなんかやってませんし)

 

また、武力以外に防ぐ手立てがないのなら、武力をもって

という考え方は、現実問題において賛成でさえあります。

(ただ、しかたなく賛成ってのがポイントです)

 

しかし、それを全くの正解として推奨してはいけないと思いませんか?

 

むしろ、問題としてとして取り上げるべきではありませんか?

 

今回、これが一見すると「正解の推奨」に見えてしまうは問題じゃないんでしょうか?

 

これには、映画だからとか、現実とは違うからというのとは、

次元に違う問題だと思います。

 

しかたのない事をしかたがないからと正当化するにも

限度があるのではないでしょうか?

 

自分を守るために相手を殺す。

 

仕方のない場合もあると思います。

 

ただ、そこに相手を殺すことの罪悪感がなくなってしまったら・・・

それは恐ろしいことだと思いませんか?

 

少なくとも、この作品からは、ゴジラ(相手)を殺すことの罪悪感が欠如しており、次こそは殺してやるという方向 しか、感じ取れませんでした。

 

それとも、これは私がミリタリーマニアな為に

戦争、戦う意味、などに過剰に反応しているだけなのでしょうか?

 

150 返信 現実と混同しちゃいけません 南海サルベージ メール 2002/12/26 15:44

男性 48 O

 この映画の描いている世界と、わたくしたちの現実世界との決定的な違いは、1954年にゴジラによって東京が 壊滅し、その痛手からようやく復興した1960年にはモスラによって東京タワーをへし折られ、その際ロリシカ軍の原子熱線砲というわたくしたちの世界 にはない超兵器の使用を許し、1965年のガイラ出現時には、その原子熱線砲を陸上自衛隊が国産化したメーサー砲を用いてきている世界だということで す。

 2002年現在アメリカの戦略ミサイル構想はブッシュの景気の良い発言とは裏腹に、技術的問題から大気圏外で 核ミサイルをビーム兵器やミサイルで撃ち落とす段階には到底行き着いていません。そもそも、ビーム兵器なるものの、実用化はおよそなされていないんで すよね。

 この映画の世界では、少なくとも3度怪獣に国土を蹂躙され、これに対抗するためにメーサー砲を開発している日 本が舞台なんです。

 芹沢博士にオキシジェンデストロイヤーの使用を決心させ、ロリシカから原子熱線砲の応援を頼み、メーサー砲と いうもしわたくしたちの世界で自衛隊が武器として持つことになったら「悪の枢軸、ならずもの国家」と烙印を押されかねない超兵器を当然のように国産化 する国。それがこの作品の舞台となっている日本なんです。

 怪獣はなぜか日本にしか現れない(この作品では3作品以外の怪獣は存在しないことになっていますから)。で も、現実に壊滅的打撃を与えた、あるいは与えうる怪獣の襲来を体験しているこの作品中の日本で、メカゴジラが開発されるのを総理大臣やマスコミ、国 民、果ては野党が反対しないのはある意味当然でしょうし、諸外国の反応も怪獣が現実に存在する世界ということを前提にするなら、そう不思議なものとは いえないでしょう。

 パラレルワールドでの論理とわたくしたちの現実世界の論理、政府や国民、諸外国の反応の仕方が異なるのは当た り前。この点を考慮しない議論には説得力が欠けるのではないでしょうか。

 

151 返信 Re:現実と混同しちゃいけません Lans 2002/12/26 18:08

男性 37 O

私の主張の根幹は、現実の混同とは少し違うのです。

逆に混同せずに、現実に問題になる部分があるのではないか?

と言う事です。

 

確かに、極論すれば「たかが映画」であります。

それは承知しています。

 

しかし、初代で語られた「軍拡、科学の暴走」はあくまでも現実の問題です。

これは、当時だけではなく、現在でも通じるテーマです。

 

つまり、現実の問題が取り込まれている以上、映画の中の行動やストーリーは、それに対する、製作者の回答や主張 に思われざるおえません。

 

最初から、そんなもの入っていなければ、私も気にしませんが・・・

 

今回の作品は、あくまでも「初代ゴジラ」をベースに成り立っています。

よって、自動的に、その部分もベースになってしまうのではないでしょうか?

 

もし、そのテーマ性を入れたくないのであれば、

最小限、初代ゴジラを物語の根幹においてはいけないのではないでしょうか?

 

例え、製作者側にその気がなくても、現実にゴジラという映画作品が存在し

その評価として、現実に軍拡、科学の暴走の批判というテーマが世間に広く認知されている以上、観る側は、そう見 ざる得ません。

 

しかも、その部分を作品内で言及してる以上、逃げれないのではないでしょうか?

(芹沢博士の件です)

 

そこで、どうしても引っかかってしまうテーマ

「軍拡と科学の暴走」

 

これに対して、作品内で、これを肯定するような方向を取るのは・・・

私個人の感想として、反対です。

 

ちなみに、現実問題としては、私、自衛隊は必須のものと考えてますし

現在のかかる周辺脅威に対して、今の自衛隊は残念ながら「能力不足」と認識してます。

 

ですが、無制限な拡大を望むわけではありません。

覇権主義なんて、もってのほかと思ってますし・・・

 

つまり、子供も観るような怪獣映画で、ハッキリと無制限な力を国が望み、それれの持つ危険性も強く指摘しない し、批判もしないような映画は、どのようなものか?

 

と言う事なのです。

 

152 返信 Re:現実と混同しちゃいけません Lans 2002/12/26 18:15

男性 37 O

SFだ、架空だ、といって容認したり、肯定しちゃい かん問題もあるでしょう。

 

例えば、SFだ、 架空だ、映画だといって

ヒトラーを肯定したり、アウシュビッツを肯定したりしたら、

当然、世間から叩かれるでしょ?

 

それと同系統の問題です。

 

で、初代から繋げた以上、そう観られて当然だと思うのです。

初代は、そういった問題をテーマとして世間に認知されてしまっているんですから・・

 

繰り返しますが、そう観られたくないのなら、初代という作品を巻き込まなければ良かったのです。

 

初代という作品を絡めた以上、そのテーマが世間に認知されている以上、自動的について回ってしまう事にご留意し て欲しいと思います。

 

153 返信 Re:現実と混同しちゃいけません Lans 2002/12/26 18:30

男性 37 O

うーん、もういっちょ

 

映画の中で語られる倫理が、現実の倫理と比べて

「正当化してはいけないような倫理」の場合、

映画の中で、それをかっこよく、魅力的に描くことは

 

現実の倫理として問題ではないか?

 

と言う事です。

 

少なくとも、初代で否定していた「無制限な軍拡、科学の暴走」は

現在の一般倫理でみても「否定すべき問題」であると考えています。

 

これを明確に否定せずに、下手したら肯定と取られかねない、しかも、それをかっこよく見せてしまう映画・・・

(さらに、下手すると、そこの問題に気がつかせないで終わってまう映画)

 

日本で、子供も多く見る怪獣映画として

(しかも、子供向け映画と同時上映)

 

やってしまっていいんでしょうか?

 

155 返信 Re:現実と混同しちゃいけません 南海サルベージ メール 2002/12/26 18:47

男性 48 O

> 映画の中で語られる倫理が、現実の倫理 と比べて

> 「正当化してはいけないような倫理」の 場合、

> 映画の中で、それをかっこよく、魅力的 に描くことは

> 現実の倫理として問題ではないか?

> と言う事です。

 

 現実にはない設定、すなわち怪獣の存在そのものを容認しているにもかかわらずそこに現実の倫理とか政治理念と かを持ち出すのはおかしなことでしょう。

 バルタン星人と戦う科学特捜隊(マルス133というバルタン星人を殺戮する兵器を所持)に、わが国は憲法9条 で戦力を持つことを禁止している。科学特捜隊も大量殺戮兵器など所持せず、対話路線でバルタン星人との融和に努めよ。

 こんなウルトラマン、誰が見るものか、です。

 

 これを書いていてふと思ったんですが、かつて野党第1党に長く君臨していた某政党が55年体制下でどこかで政 権をとっていたら、上のような内容のウルトラマンが作られていた可能性ありですね。某人民共和国のテレビみたいで、絶対に見たくないなあ。

 

154 返信 Re:現実と混同しちゃいけません Lans 2002/12/26 18:37

男性 37 O

>現実と混同しちゃいけません

 

に対する私の答えは

 

「映画だからといって、決して割り切っちゃいけない問題もあるでしょうし、それをこの作品は明確に内包してし まっているのではないでしょうか?」

 

となります。

 

157 返信 Re:現実と混同しちゃいけません 南海サルベージ メール 2002/12/26 19:02

男性 48 O

その世界が体験してきた事実によって、その世界の価値観は定まるでしょうし。

倫理なり正義なりも相対化してくるはずです。

 初代ゴジラが襲い、モスラが現れ、ガイラが人間を食い殺したニッポンでは、現実のニッポンの倫理なり正義なり が、そのまま正義として受け入れられるとはどうしても思えません。

 映画の上とはいえそのような架空の世界を作り出してしまった以上、そしてまさに初代ゴジラが存在しその続編と して映画が作られている以上、その世界で想定し得る倫理とか正義とかを描くことは決して「ヒトラー」を肯定することにはならないと思われます。もちろ んそんな世界の倫理とか正義があぶない面を持っていることを上手く表現しておく手だてはあったとは思いますけど。

 こうして書いたり読んだりしていると、ゴジラ×メカゴジラがバトルロワイヤルみたいに評価されてしまっている のかなと、悲しくなってしまいます。

 

159 返信 Re:現実と混同しちゃいけません Lans 2002/12/26 19:20

男性 37 O

>対話路線でバルタン星人との融和に努めよ。 こんなウルトラマン、誰が見るものか、です。

 

映画版ウルトラマンコスモス・・・あれ、対話路線推奨映画です・・・

 

>バトルロワイヤル

あれは、そういった世界があれば、

「確かに、大暴れして面白い映画だけど・・・実際にあったとして、少なくとも自分は行きたくないな」

と思うのが普通でしょう。

そう思えれば、別に構わないと思いますよ。

バトルロワイヤルだって。

 

そう思える時点で、映画の中では暴力を肯定してますが、

結果として観客には暴力否定の気持ちを誘導してますから。

 

そういう意味で、私はバトルロワイヤルを否定しません。

 

でも、GMGは、そこに持ってきてないじゃないですか?

そこが問題なんです。

 

南海のサルベージさんもおっしゃるように

その方法はあったはずです。

しかも、その片鱗も作中に見え隠れしてるというのに・・・

なぜに、キチンとやらなかったのか?そこを批判してるのです。

 

やらなければいけない事が

やれるにも関わらず、やれなかった事を批判するのです。

 

161 返信 長くなったので、あらためて Lans 2002/12/26 20:00

男性 37 O

>南海サルベージさん

スレが複数にまたがったので、話が混乱しつつあります

で、ここで進めませんか?

 

とりあえず、私の基本姿勢は

 

1)決して、無抵抗平和主義者ではありません。

2)逆に、仕方ない場合もある戦争や武力を肯定しま す。

3)だからといって、武力の全面肯定ではなく、可能 であるかぎり避けるべきモノと認識してます。

4)よって、主張としては基本的に非武装、非暴力を 持ちます。

 

うーん、

制限付暴力主義者?

戦争肯定的平和主義者?

平和的戦争主義者?

 

いや、単なる現実主義者なのかな?

 

そこで、無制限の暴力への完全肯定に繋がるモノは、

いかなる場合、いかなる状況、いかなるモノであっても否定したい、

そう言う事です。

 

で、GxMGに は、一見すると、そのように見えてしまうのです。

私から見ると・・・

 

ちなみに、GxMGの 戦闘描写全般や、全体的なものは

「大好き」であり、高く評価します。

 

この私が言う問題点さえなければ、いえ

この問題点を前面に押し出していてくれたら

私は、この作品を問題提議と娯楽の調和の取れた作品として

東宝特撮映画の個人ランキング3位に入れます。

1位: 初代ゴジラ 2位:地球防衛軍)

 

162 返信 Re:長くなったので、あらためて 南海サルベージ メール 2002/12/26 23:16

男性 48 O

Lansさん。

 

とりあえず、私の基本姿勢は

 

1)決して、無抵抗平和主義者ではありません。(同 じです)

2)逆に、仕方ない場合もある戦争や武力を肯定しま す。(同じです)

3)だからといって、武力の全面肯定ではなく、可能 であるかぎり避けるべきモノ    と認識してます。(同じです)

4)よって、主張としては他国の侵略や怪獣進行をく い止めるのに必要十分な武装  を認めます。(ここは違いますね)

5)ただし、上記の武装の現実の行使に当たっては必 要最小限度にとどめること、 そ の最終判断は軍人(自衛隊を含む)ではなく文民たる内閣総理大臣の判断に委ねるべきこととしま す。

 

 さて、あくまでゴジラの存在を前提に武力の行使(戦争ではありません)がどこまで許されるのかを考えますと、 人間1人の命>ゴジラの命と考えます。

 ただ1人の命でもゴジラによって奪われてはならない、それは自衛隊員も含めてです。ゴジラは根本は人間の愚か な行いが生み出したものであるとはいえ、単なる動物です。山根博士と緒方さんの論争にありましたが、その生命の神秘を解きあかすことは大切でしょう が、それよりも炎に焼かれ、あるいは瓦礫につぶされて多くの国民が死んでいくことを防ぐことが、より大切なことでしょう。

 その時に絶対的な能力を持った科学者が、自らの命を断つことと引き換えにゴジラを倒すという行き方はあまりに も特攻隊的であり、許すことはできません。むしろ無人でコントロール可能なスーパーXⅡや機龍のようなロボット型兵器(これらは共通してゴジラの放射 線を反射させるというパッシブな兵器を主要な武器としています)で、ゴジラに立ち向かうべきでしょう。

 すでに怪獣が存在しているという前提のもとに、この或る種の天災を避けるために必要であり可能な限りの武器を 用意するのは、国民の命を預かる政府として当然のことと考えます。

 これら兵器を戦争へ転用する場合ですが、いずれも主たる兵器はビーム反射システムであって、アクティブな武器 としては既存のトマホークレベルのミサイルです。またとりわけ機龍は存在そのものが目立ちすぎ、加えてエネルギー供給システムに限界がある以上、海外 派兵の心配もありません(こんなものを外国にもっていったら、それこそ侵略国家と非難されますから)。したがって、侵略国側にとっては脅威となって、 それが抑止力にもなるでしょうが、日本が侵略する側になって、機龍を行使することは物理的には可能でも政治的には不可能でしょう。

 

 上に記した武力の具体的行使方法は、理想像であって、現実にはシビリアンコントロールをあくまで徹底するよ う、国民が不断の監視を続けていかなければならないことを付記しておきます。

 

 なお、映画の描写中にステレオタイプ的な好戦的ともとれる政治家が出てきますが、それら発言はいざゴジラが出 現して以降のものであって、ゴジラ出現前の段階では、過去の3本の映画のシーンを取り混ぜながら、怪獣の脅威のすさまじさを骨の髄まで味わった者とし て、何としてもゴジラの進行をくいとめなければ、また今回も国民に多大の犠牲を負わせることになるがゆえの機龍開発ることをきちんと描いていると思わ れます。

 支持率やメディア、外国の反応は描ききれていませんが、バトルを主におき、周辺の事情を極力簡潔にまとめたこ の作品では限界だと考えます。

 付言しますと、この映画を見て好戦的な人間に育つ子供が増えるとは思えません。むしろバトルロワイヤルの方が 身近な殺人ということで、好戦的な人間を作ると言えましょう。ただし、あくまでも比較の上のことで、バトルロワイヤル自体、

子供にとっては「娯楽作品」であって、小説と映画の中だけの話しだということはきちんと理解してくれているはず です。何よりもあの映画を観て殺しを思い立って実行した例は聞いたことはありません。

 話しはGMGに戻りますが、これを好戦的な映画として非難するのは、昔、ドリフのギャグを子供が真似したら困 るとテレビ局に抗議したお母さま方を思い出させてくれます。

 娯楽映画を目くじら立てて倫理感だの正義感だのを振りかざすのは、ちょっと力の向け方が違うんじゃないかと思 われます。

 ゴジラワールドにどっぷり浸かって、虚心に娯楽映画を楽しみたいというのがわたくしのスタンスであり、今回の GMGはそれが出来る映画だと評価しています。

むしろ、ここまでネガティブな評価が出てくること自体、意外です。

 

170 返信 Re:長くなったので、あらためて Lans 2002/12/27 13:50

男性 37 O

4)よって、主張としては他国の侵略や怪獣進行をく い止めるのに必要十分な武装を認めます。(ここは違いますね)

5)ただし、上記の武装の現実の行使に当たっては必 要最小限度にとどめること、その最終判断は軍人(自 衛隊を含む)ではなく文民たる内閣 総理大臣の判断に委ねるべきこととします。

 

この45)は私も同意です。

違う部分としては「必要十分な武装」の部分です。

 

つまりMGは、 その範囲を超えるのではないか?と

で、私は、超えると思うので、当然否定しちゃうんです。

 

>その時に絶対的な能力を持った科学者が、自らの命を断つことと引き換えにゴジラを倒すという行き方はあまりに も特攻隊的であり、許すことはできません。

 

この場合の博士は特攻ではないです。

特攻は、自らの命を犠牲に戦果を挙げる行為ですが、博士の場合は、その兵器の記録や記憶といった物を処分して、 秘密を守る行為です。

 

いわば、自殺にすぎません。

世界平和の為の殉教ともいえます。

 

そもそも、オキシジェンデストロイヤーを遠隔操作にするのは、そんな難しい事ではないはずなのに、やらなかった のは、本人に自殺意思があったからです。

 

(実は、ラジオドラマをもとにした原作では、明確に書かれちゃっています)

(でも、作中では、それは描かれていませんが、博士の死は、ゴジラを倒す為でなく、オキシジェンデストロイヤー を抹殺するためであることは明快です。だって、わざわざオキシジェンデストロイヤーの発動に合わせて命綱を自分で切ってますから)

 

>むしろ無人でコントロール可能なスーパーXⅡや機龍のようなロボット型兵器(これらは共通してゴジラの放射線 を反射させるというパッシブな兵器を主要な武器としています)で、ゴジラに立ち向かうべきでしょう。

 

戦術として正解だと思いますが、個人的に映画として燃えられません(w

 

>すでに怪獣が存在しているという前提のもとに、この或る種の天災を避けるために必要であり可能な限りの武器を 用意するのは、国民の命を預かる政府として当然のことと考えます。

 

>いずれも主たる兵器はビーム反射システムであって、アクティブな武器としては既存のトマホークレベルのミサイ ルです。

 

アブソリュートゼロもメーザーもレールガンも明確なアクティブ兵器です。

跳ね返したのは、スーパーX2のファイアーミラーだけです。

平成MGの プラズマグレネイドも、エネルギー吸収もしますが単独発射可能

(ラドンに撃ってます)

 

>またとりわけ機龍は存在そのものが目立ちすぎ、加えてエネルギー供給システムに限界がある以上、海外派兵の心 配もありません(こんなものを外国にもっていったら、それこそ侵略国家と非難されますから)。

 

マイクロウェーブって、宇宙で太陽発電して、そのエネルギーを衛星から地上に送る為に現在研究中のものです。

 

いいかえれば、しらさぎ経由ってのがおかしいんです。

よって、本気で考証するなら、海外派遣可能です。

 

でも、MGの 兵器としての運用に威力や意味はあまりないというのは同意します。(理由は他にいっぱいあるので(w

 

したがって、侵略国側にとっては脅威となって、それが抑止力にもなるでしょうが、日本が侵略する側になって、機 龍を行使することは物理的には可能でも政治的には不可能でしょう。

 

>上に記した武力の具体的行使方法は、理想像であって、現実にはシビリアンコントロールをあくまで徹底するよ う、国民が不断の監視を続けていかなければならないことを付記しておきます。

 

それを映画で見せてくれないのが不満なんです。

見せてくれていれば、こんなに文句いいません。

 

>なお、映画の描写中にステレオタイプ的な好戦的ともとれる政治家が出てきますが、それら発言はいざゴジラが出 現して以降のものであって、ゴジラ出現前の段階では、過去の3本の映画のシーンを取り混ぜながら、怪獣の脅威のすさまじさを骨の髄まで味わった者とし て、何としてもゴジラの進行をくいとめなければ、また今回も国民に多大の犠牲を負わせることになるがゆえの機龍開発ることをきちんと描いていると思わ れます。

 

それはいいのです。

その時、発生するはずの問題を描かない部分にのみ文句いってるのですから

 

>支持率やメディア、外国の反応は描ききれていませんが、バトルを主におき、周辺の事情を極力簡潔にまとめたこ の作品では限界だと考えます。

 

そこで、南海サルベージさんは、その部分を削除しても構わない

私は、削除すべきではない

 

との違いです。

私が削除すべきではないというのは、その方が、よりよい作品になると思うからです。

 

>付言しますと、この映画を見て好戦的な人間に育つ子供が増えるとは思えません。

 

そりゃ、短絡的にすぐにそうなるなどとは私も思いません。

でも、子供のころに見た映画などは、感性に影響を与える場合があると思うので、どうせなら、現実の問題を把握で きるような感性を身につけて欲しいと思いませんか?

その上で、バトルを見せていく。これこそ向かうべき方向じゃないでしょうか?

 

>むしろバトルロワイヤルの方が身近な殺人ということで、好戦的な人間を作ると言えましょう。

 

そうでしょうか?あの映画をみたら、逆に自分がそこにと考えて、実際にはいやだな と思うほうが多いと思います が?

 

>話しはGMGに戻りますが、これを好戦的な映画として非難するのは、昔、ドリフのギャグを子供が真似したら困 るとテレビ局に抗議したお母さま方を思い出させてくれます。

 

何度もいいますが、私はこの映画の全てを好戦的と言って非難しているわけじゃありません。他にも見せようがあっ ただろうにと言っています。

そしてなによりも・・・

 

 

>ゴジラワールドにどっぷり浸かって、

 

そのゴジラワールドの根底を否定している事に文句いってるのです。

(初代の否定)

その為に、バトルを楽しめても、私は、ゴジラワールドに完全には浸かれませんでした。

 

私は、ゴジラワールドは決してバトルだけでは無いと思っています。

確かにバトルは重要かつ必須で、これがダメなら、ゴジラ映画失格と思っています。

でも、同時に、そこにただようテーマ性もゴジラワールドには重要な要素と思っています。

どっちかが欠けたら、それはゴジラワールドとして成立しないと思っています。

 

なぜ、両方が必要なのか?というと

最初からそうだったでしょ?

 

それがゴジラだったしょ?

 

というしかありません。

もし、どちらか片方でいいというならば、それはゴジラじゃないです。

よって、ゴジラを使ってほしくありません。

 

とはいっても、今回のは、もう少しがんばれば、出来たはずなのです。

だから今回、私は悔しくて喚いているのです。

 

>虚心に娯楽映画を楽しみたいというのがわたくしのスタンスであり、今回のGMGはそれが出来る映画だと評価し ています。

 

そういう考え方も理解できますが、他の考え方もある事をご理解ください。

 

>意外です。

10人いれば10人の意見が出ると思いますよ。

それこそ両極端も含めて。

 

賛成ばかりや、反対ばかりの声しかあがらない、なんてありえません。

 

171 返信 Re:長くなったので、あらためて Lans 2002/12/27 14:04

男性 37 O

>南海サルベージさんの168

>今回の機龍は結局ゴジラに勝てなかったで しょ。あの結末でいいんですよ。で、わたくしがこの映画を評価しているのは、そのような絶対無敵のゴジラを倒すために人間がなしうる限りの努力をし、 機龍を作り、ゴジラとの戦いに臨む。

 

この点は、私も高く評価しています。

というか、この作品の気に入っている部分です。

(細かい描写は抜きとして・・・)

 

で、気にしてることは、周辺のごたごたを抜きにしてしまった事です。

はい。

 

176 返信 Re:長くなったので、あらためて Lans 2002/12/27 17:16

男性 37 O

追記

私がいれてほしいゴタゴタは

別に、政治がどうとかではなく

 

もっと思想的な問題で

 

MGのもつ危険性をもっと全面に出してくれれば

それだけでOKだったのです。

 

たとえば、暴走癖が直らなかった・・・

それだけでOKにかなり傾きます。

 

使用に危険を伴うだけで、兵器のもつ、諸刃の剣を表現できますし

 

また、MGに使用された骨がゴジラを呼ぶという事をもっとはっきり言及するだけで

 

ゴジラを撃退するのにはMGが必要・・・

でも、そのMGの存在がゴジラを呼ぶ・・・

では、MGを破棄するか?

いや、そうしたら、もしゴジラがきたらどうする?

げんにゴジラはそこに存在するのだ!

 

さあ、この理屈。

そのまま現実の防衛論や核議論です。

 

これを部分に言及するだけで作品の雰囲気は大きく変わると思います。

それも、肝心のバトル部分にはほとんど水をはさまないはずです。

 

なんだ、かんだと言っても、ゴジラが上陸すれば、出動しバトルになります。そうなったら、全力で戦うだけです。

しかし、そのラストで、もう一度上記の問題をさらりとでも言及すれば、作品の趣は随分変えられたのではないで しょうか?

 

前面で戦う隊員は全力で戦っていいのです。

そこに議論は影響しなくて結構!

 

しかし、その後で、少し考えてるか、ふと気がつく程度でもいいのです。

 

作中で明確な答えが出る必要はありません。

それでも、問題提議は出来ますので

(答えなんか出せませんから)

 

でも、今回は出せないはずの答えをMGを肯定する事で出してしまっています。

それが、いやぁ~なんです。

 

MGは造られてもいいんです。

超兵器は開発されてもいいんです。

 

ただ、その存在に矛盾と問題さえ内包していることさえ表現できていれば

(そして、決してゴジラには勝てない事も必要)

 


143 返信 ちょっと落ち着いて Lans 2002/12/26 13:21

男性 37 O

少し落ち着いていきます。

今回のGMGにも、確かに考えさせられる描写、あることはありました。

 

下記で殿様ギドラさんも言及しておられましたが

 

1)機龍開発決定時の記者団の質問や反応

2)機龍公開時の海外視察団の動揺

3)機龍暴走後の総理視察時の「ゴジラは機龍に使わ れている同族の骨に引かれてくるのか?」のセリフ

4)生きていていけない命なんかない

 

さて、これを1つ ずつ検証しましょう。(落ち着いていきましょう(w

 

1)これは、記者団の反応しか見せていない部分に問 題ありと思います。

現実世界において、自衛隊がちょっとでも上がると、野党やメディアは大騒ぎします。

従って、この描写は、ただのあって当然の普通の光景を描写したにすぎないと誤解される可能性が多々あります。

私もどっちの意味か図りかねましたが、根本に関わる部分である以上、

そのような誤解をうみやすい、あいまいな表現では問題ありと思います。

 

2)これも、機龍を脅威として「動揺」したのか、単 純にその威力に「驚嘆」したのか判りません。しかも、すぐに出動がかかり、視察団の反応がどちらであったか?は不明のままです。

作中の流れでも、あの部分は観客にMGの威力を魅せる場面ですので、観客の反応は普通は「驚嘆」に傾くと思います。

よって、視察団からの抗議の声でも上がらない限り、あのシーンはただのMGの威力を魅せただけのシーンです。

 

3)さりげなさすぎます。しかも、最初のゴジラ上陸 時には、まだ骨は回収されていません(既にされていたかもしれませんが、作中に説明はありません)

よって、なんの説得力もありませんし、これ以降一度も話題に乗りませんのし・・・

 

ここは、うまく突いていけば、

「機龍(武力)の存在がゴジラ(武力)を呼ぶ」

という大きなテーマ性に発展できる部分を残しているだけに

めちゃくちゃ悔しいです!

この上で、MGの 獲得をヒトラー的にでも喜ぶ総理を演出できれば

軍拡の恐怖や、それに対する嫌悪感を現出できたものを・・・

 

この作品では、観客を総理に対し嫌悪感を抱く方向に誘導しないと・・・

総理が、あまりにもかっこよく表現されている為、最後のセリフも含め

観客は武力容認の認識に誘導されかねません。

 

4)このセリフは非常に重要ですが・・・これも埋も れています。

というか、極めてせまい範囲にしか、作中では適用されませんでした。

それはヒロインとMGで す。本来は、これが対戦相手である現ゴジラにまで拡大されてストーリーに絡まなくてはいけないはずです。

 

せめて、ラストでゴジラを倒すこと(倒す=殺すですよ)に躍起になる大人(人類)が、いやな感じに捉えられる作 りにでもしとかないと・・・

 

そういえば、初代ではゴジラを「倒す」ではなく、明確に「殺す」と言っています。

その為に、本当に殺すだけが解決か?という部分に観客の気持ちを誘導してます。

(さらに山根博士が誘導役を務めています)

「殺す」と言う言葉は明確に死に直結しますので、観客に罪悪感を芽生えさせ、気持ちをゴジラに対する哀れみを誘 導できました。

しかし、頬っておけば、自分達を殺しにくるゴジラはなんとかしないといけない、この感情の対立、矛盾を観客に伝 えることに成功しています。

 

しかし、最近のゴジラ映画はみんな「倒す」です。

これでは、観客に罪悪感が発生しません。

つまり、ゴジラに対する哀れみの心が沸きあがらないのです。

 

本来、映画は不特定多数が観て、感情を共感できるものです。

しかし、共感といっても、詳細は個人で違います。

そして、世の名作というものは、どこまで、各員バラバラの感情を

なるべく近い共感にできるか?で決まっている一面があります。

 

これが、多くの支持を集めるという事の真の意味です。

 

その為には、作中での観客の感情の誘導は非常に大事だと思います。

それこそが、作品に対する共感、ファン全体の一体感を呼び、作品を成功へと導くのです。

 

最近の東宝映画・・・いいえ、日本映画界全体がそれを忘れています。

 

なぜ、昔の特撮映画、怪獣映画で、みんなが一体となって楽しむことが出来たのか?

そこには、観にいった自分も、他の場所で見たという友達も

みんな、同じ感情を共有できたから、学校でも、みんなで盛り上がれたのではないでしょうか?

 

みんながバラバラに感じて、それぞれが思った事が事実だ・・・

この作品から、観た人がそれぞれの思いを感じとってください・・・

 

なんか、かっこよく、すごく崇高に見えますが・・・

こんな手法で、一体感は養えません。

 

そして、その一体感がファンを呼び、その総体がブームというムーブメントを発生させるのです。

 

すくなくとも、同じ思いを共有する事が大事なのです。

 

そして、我々昭和世代が昔の作品で共有した思いは「怪獣バトル」だけではなく、その根幹の「テーマ性」にも共有 していたのだと思います。

(各自が認識はしてなくても、繰り返し内包されていた為に、自分でも気がつかない内に摺り込まれた可能性が大で す)

 

しかし、現在の平成以降は「怪獣バトル」中心です。

ここが、昭和世代が、いつもなにか「ものたりない」と思う根幹のような気がします。

 

また、平成以降のファンは、そもそも「怪獣バトル」の共感から入ったのですから、「テーマ性」がなくても十分に 共感し一体となれるのです。

その為に、よりいっそう激しいバトルだけを求めて行くのです。

(最初からバトルを求めて共感した為、極めて当然ななりゆきです)

 

しかし、それが故に、刷り込みがされてしまった昭和世代のファンが理解できないという人も出てくるのだと思いま す。

 

(ああ、日本が忘れているモノについては、バルジと合わせて話そうと思ってましたが、先に言ってしまいました (w

 

144 返信 Re:ちょっと落ち着いて Lans 2002/12/26 13:43

男性 37 O

そうそう、もう一度言及しときますが

 

「私、今回、バトル映画としては、非常に、いや、めたくちゃ気に入っています。」

 

歴代ゴジラ映画に順位すけるなら、かなり上位に入れます!

(この点は断言しときます)

 

なんか、書き込み自体は、批判ばかりになってますが、高く評価はしてるのです。

だからこそ、残念でしかたないのです。

あの、惜しい!もう少しなのにぃ~、くぅ~悔しいぃ!!!!

 

て感じです。

 

145 返信 Re:ちょっと落ち着いて Lans 2002/12/26 14:26

男性 37 O

上記の考えを振り返って

 

私が、いまだに、初代に継ぐ、

正統な人類対ゴジラ作品の必要性を主張し続けるのは

 

現在のバラバラになったゴジラファンの再統一の為に、

もう一度ファンの心を一つにまとめる為に、

そして、その力を持って、今後のゴジラ/怪獣/特 撮映画の勢力拡大の為に、

 

必要なモノ、それを可能にするモノである

 

とも考えています。

 

明日の特撮の為にっ!

 

(私は、どうやら、初代作品にこだわるというより、初代が創り上げた、形のないモノ、気風、周囲の状況にこだ わっているという感じなのかもしれません)

 

164 返信 Re:ちょっと落ち着いて 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/27 08:18

男性 40 O

ブラボー!

 

Lansさんのご意見に賛意を表明します。

 

ただし、私は『ゴジラ×メカゴジラ』、バトル映画としても「なっとらん!」と思ってるので、そのあたりは追々。

 

165 返信 Re:ちょっと落ち着いて タンバラン 2002/12/27 11:15

 

はじめまして

バルタンの件で少し気になった点がありました。

バルタン対策会議にてムラマツは話し合うべきだと進言し

これが採択されています。

また、バルタンとの対話においては、ハヤタは地球の法律、習俗習慣に

従うなら、移住を認めようとまで提案していますが、これをバルタンが拒否

した結果、戦闘となっています。

かようなドラマがきっちりあることをお忘れなく。

G×MGは未見です。すんません。

 

 

166 返信 Re:ちょっと落ち着いて 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/27 11:59

男性 40 O

タンバランさん、はじめまして。

バルタン星人に関するご指摘は、155番の記事へのレスですね。

よろしければ、もう一度155番の記事に同じ内容で返信していただけないでしょうか。(ご許可いただければ、私がその処理をやってもいいですよ)

そのあとで、こちらの書き込みを削除しますので。

 

169 返信 Re:ちょっと落ち着いて 南海サルベージ メール 2002/12/27 13:48

男性 48 O

> バルタン対策会議にてムラマツは話し合 うべきだと進言し

> これが採択されています。

> また、バルタンとの対話においては、ハ ヤタは地球の法律、習俗習慣に

> 従うなら、移住を認めようとまで提案し ていますが、これをバルタンが拒否

> した結果、戦闘となっています。

    ↑

 バルタン星人を例として出した部分の前から読んで欲しいですね。わたくしは超兵器の開発は軍拡推奨映画になる かという点の論争で、バルタン星人を倒す超兵器マルス133の使用を禁じられ、対話路線で行けと科学特捜隊が命じられるようなものだと述べています。 ちなみにこの時のバルタン星人は「科特隊宇宙へ」の時で、「侵略者を撃て」で、すでに人類との対話路線を拒絶した後のバルタン星人が相手なのです。

 そのような相手(つまり対話の成り立たない相手)に対して、超兵器はいかんというような主張は容認できないと 述べているんですよ。

 

173 返信 Re:ちょっと落ち着いて 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/27 15:36

男性 40 O

>タンバランさん

 

南海サルベージさんがこちらにレスをつけてしまったので、上記の私のお願いは撤回します。

この話をお続けになる場合は、別スレッドを立ててくださるようお願いします。

(親記事とかけ離れてますので)

 


146 返信 結局、この映画を気に入っているんでしょ? 南海サルベージ メール 2002/12/26 14:30

男性 48 O

 ゴジラ×メカゴジラを単体として見たら、ここに書き込まれている皆さんは本当のところ気に入っているんじゃな いでしょうか。

 ただ、田中・本多・円谷ゴジラとの乖離、自衛隊の活躍とその背後や周辺の描き方(まさに軍拡)を批判されてい る。

 映画って、考えさせる映画と理屈抜きに楽しむ映画とがあります。中にはその両方を兼ね備えている映画(初代ゴ ジラ、地球防衛軍、世界大戦争、太平洋の翼、ゼロファイター大空戦、連合艦隊、三大怪獣地球最大の決戦、ゴジラ対ヘドラなど)もありますが、一方で田 中・本多・円谷ゴジラでさえキンゴジ、モスゴジ、怪獣大戦争のようにエンターテインメントとして楽しめるものもあります。

 インディージョーンズを理屈をこねながら見たら白けかえるのと同じこと。

 ゴジラ×メカゴジラは、純粋娯楽映画(それも2本立てのむしろ併映作品としての)として楽しむべきでしょう。

 ちなみに世間ではアメリカ人の能天気さの象徴として批判されているインディペンデンスデイは、わたくの90年 代お気に入り映画ベスト3に入っています。娯楽作品の極致としてね。

 

148 返信 Re:結局、この映画を気に入っているんでしょ? Lans 2002/12/26 15:27

男性 37 O

>結局、この映画を気に入っているんでしょ?

 

はい、そうです。

私個人に関しては、その点は大いに認めます。

 

まあ、細かい事をいえば

キンゴジやモスゴジなんか、考えるまでは行きませんが

人間の金儲け主義やエゴに関する批判は入っているとは思います。

また怪獣大戦争に関しても、宇宙人側として

統制された世界観を見せて、観客の嫌悪感を誘っていると思っています。

(というか、没個性な世界や生活の批判というか・・・)

それも、それらを明確に表現してると思います。

(時には、あざといなぁとまで思う時もありますが・・・それらが、総合して世界を形作っていたと思います。)

 

>映画って、考えさせる映画と理屈抜きに楽し む映画とがあります。

 

これにも同意します。

 

ただ、ゴジラ、特に初代と密接に関係した作品とする場合においては

その方向はいかがなものか?

と正直、疑問に思っているのです。

 

多分、今回の作品も、初代との関わりが殆どなければ

ここまで私も批判しなかったと思います。

 

作品中に何度も初代の映像が流れますし、あまつさえ、芹沢博士の意思も首相の口から、明確なセリフとして明言さ れてますから。

作品全体のトラウマとして初代が位置しているにも関わらず、あれだった点が不満なのですよ。

 

ここいら辺、堂々と前面に出してしまったモノを、その場で否定されるのは、

さすがにちょと・・・作品としてどうなの?って感じなんですけど・・・

 

163 返信 Re:結局、この映画を気に入っているんでしょ? 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/27 08:09

男性 40 O

>南海サルベージさん

 

すでにLansさ んとの対話が長く続いていらっしゃいますし、その過程での各論には思うところもあります。

しかし、議論になっていないとも思います。

Lansさんとのお話しを止めだてするものではあり ませんが、私も話に加わるために少しずつ要点を整理させてください。

 

まず、140番 の投稿で私が投げかけた反論についてはどのようにお考えか?

 

そして、あなたがおっしゃる純粋娯楽映画とはどういう映画のことか?

また、なぜ『ゴジラ×メカゴジラ』がその純粋娯楽映画だと思うのか?

 

まずはその3点について話し合いましょう。

納得できるご説明を期待します。

 

私はLansさ んほど優しくないです。

『ゴジラ×メカゴジラ』という映画、その骨格だけでなく映画表現としてまずいところもたくさんあると見ていま す。

順を追ってお話ししていますので、まだ序章段階ですよ。

いままで3回見ましたが、繰り返し見ることで発見したいいところもありますが、総じて見るほどにおもしろくなく なってます。

(こんなことを言うと、本当につまらないと思っていたら繰り返し見るはずがない、などとほざく奴がいることも 知っています。なんでおもしろいと思う作品をわざわざつまらないと言わねばならないのか?いくらおもしろくなくてもきちんと受け止めるためには繰り返 し見る、というのが今の私のゴジラ映画との付き合いです)

 

168 返信 Re:結局、この映画を気に入っているんでしょ? 南海サルベージ メール 2002/12/27 13:40

男性 48 O

> まず、140番の投稿で私が投げかけた反論についてはどのようにお考えか?

> 人類の科学が怪獣を制するという映画が 出てきてしまったら、それこそ、怪獣映画の否定ですよ。

そして、そんな作品を肯定するということは、大自然への驚きと畏怖を忘れた思い上がりを認めることになるんじゃ ないでしょうか?

 

 管理人さん、ご挨拶が遅れて申し訳ありません。突然乱入して、いろいろとほざいておりますが、お許しくださ い。

 さて、上記の点からいきましょう。

 まさにアメゴジがある意味おっしゃるような映画でしたね。

 わたくしは、上のご指摘に全面的に賛成です。今回の機龍は結局ゴジラに勝てなかったでしょ。あの結末でいいん ですよ。で、わたくしがこの映画を評価しているのは、そのような絶対無敵のゴジラを倒すために人間がなしうる限りの努力をし、機龍を作り、ゴジラとの 戦いに臨む。この過程で現実世界では予想される周辺で起こるであろうごたごたを極力排除して、純粋バトル映画として描ききっている点に爽快感を覚える んです。極めてアニメ的ストーリー展開やカット割りが多用されていましたが、アニメを実写でやった、よく頑張ったという評価ですね。

 個々の破綻に関する反論は別の機会に。

 

174 返信 Re:結局、この映画を気に入っているんでしょ? 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/27 15:41

男性 40 O

>南海サルベージさん

私の書き込みの最後の部分に反応してらっしゃいますが、それはあなたの主張への直接の反論ではないことはおわか りでしょう。

わざわざあなたの発言を引用までしてきっちり書いているのですから、正面からお答えください。

 

177 返信 Re:結局、この映画を気に入っているんでしょ? 南海サルベージ メール 2002/12/27 18:13

男性 48 O

>機龍建造に関して政府が動く様子や、国民の 支持率がどうとか、諸外国の反応などといった要素を取り入れることで現実社会との「生臭い」関係を持ち込んでいませんか?

お答えください。

 

 まずこの部分ですね。これこそステレオタイプの周辺事情の描き方です。一応の肉付け(歴代総理の機龍建造への 動機を語る部分を除いて)としての意味以上のものは持っていないでしょう。

 あちこちで私が繰り返し申し上げておりますように、この映画はアニメの実写版です(制作サイドもその意図を肯 定していますよね)。で、バトルアニメの中にも戦闘にいたる経緯とか、それに関わる人々の思いとかを描いているものがいくらでもありますが、バトルに 一応のリアリティを持たせるため以上の踏み込みはしません。なぜなら制作者はバトルを描きたいからです。

 GMGもまさにバトルを描きたかった映画でしょう。しかも茜を主人公とし、茜が操縦する巨大ロボット(25m クラスにしか見えないのは特撮の下手さ)をその道具として(このあたりに嫌悪感を抱かれる方が多いのかも)、敵役の絶対的強者ゴジラに立ち向かう映画 として。

 管理人さんがこれをどう評価するかは管理人さんのご主観ですが、わたくしはこの映画をそんな映画だととらえて います。ですから、これもどこかで書きましたが、わたくしはGMGを、ゴジラ映画という大きな流れのひとつの枝としての、いわば外伝的なものと位置づ けて観ております。

 バトルという枝の先の方にある映画、それもアニメ的要素をふんだんに盛り込んだ映画だという観点からは、周辺 事情の描き方はあの程度の添え物で十分。バトルを堪能できればいいと申し上げているんです。

 よって、多少の周辺事情への言及があることをもって、GMGが純粋バトル映画であるとのわたくしの評価は変わ ることはありませんし、その限度で最高の評価をいたしております。

 

178 返信 Re:結局、この映画を気に入っているんでしょ? 南海サルベージ メール 2002/12/27 18:32

男性 48 O

>自衛隊が出てくれば軍拡映画だということになると

 

>すいません。

>少なくとも、この掲示板ではどなたもそんな ことはおっしゃっていないはずです。

 

言葉が足りず、真意が伝わらなかったようで申し訳ありません。おっしゃる通りどなたも自衛隊が出てくれば軍拡映 画であるとは述べておられません。

 これはLansさ んのご発言に対する反論の中で述べた部分ですよね。Lansさ んのご発言の主旨は、機龍のようなゴジラを超えるための兵器を作っておいて、その危うさ等をきちんと描かず、むしろ超兵器を無自覚に礼賛している作中 人物の描き方へのご不満だと了解しております(この部分については、と限定しておきます)。

 これに対して私は、ゴジラをはじめとする怪獣が実在し、その被害を現に受けた過去を持ち、また将来も怪獣の脅 威にさらされる日本というこの映画の世界では、現実世界とは価値観も倫理観も違ってくるはずであるという主旨の反論を何度かしております。

 そのような世界を前提としているにもかかわらず、超兵器を自衛隊が持つことに(メーサーですら立派な超兵器で す)批判的な視点からの描き方をしていないとの批判は、映画の中の世界を現実世界に引き戻して、強い自衛隊はいけないと言っているかのようであるとの 意味を込めて、そしてやや筆が滑って書いてしまった発言でした。

 以上の陳謝ならびに補足をした上で、上記発言自体は維持させていただきます。

 

179 返信 Re:結局、この映画を気に入っているんでしょ? 南海サルベージ メール 2002/12/27 18:57

男性 48 O

>純粋娯楽映画とはどんな映画でしょうか。

 

 これは単純明快に、思想性よりも娯楽性が勝っている映画としておきます。あるいは作者が特定の思想を観客に理 解させようとの意図がないか、あるいはあったとしてもその意図よりも観客に娯楽を与えようとの意図が大きく働いて制作した映画と言えばいいのかもしれ ません。

 「純粋」という部分に反応なさっているのかもしれませんが、いわゆるプログラム映画でも、作者には何らかの意 図・思想性はあるものです。でも、それを言ったら娯楽作品は成立しなくなります。たとえば「勧善懲悪」だって思想ですから。

 たとえばの話、水戸黄門(月形龍之介主演、大川橋蔵、東千代之助がすけさん、格さん)など、勧善懲悪という思 想に忠実な純粋娯楽時代劇ですよね。

 

 で、次のご質問のGMGは純粋娯楽映画かという点ですが、上に述べた意味で、純粋娯楽映画だと思います。反戦 反核思想、あるいは科学万能主義への疑念を持っていないゴジラだって有り、バトルをいかに描ききるかを目的としたゴジラだって有りでいいじゃないです か。いくつかの場面で科学万能主義への疑念が提示されてはいますが、それはこの映画の主たる目的ではありません。したがって、娯楽的側面を主とする純 粋娯楽映画です。

 

181 返信 泥仕合か? 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/27 20:15

男性 40 O

余計なことまで書く必要はないですよ。

 

まだアニメの実写版であるとか作品全体の評価の話に進める段階ではありません。

 

浅い取り上げ方であっても、作品中で言及された要素は鑑賞&考察の対象になるはずです。

(×メカゴジラでの政治・社会に対するスタンスはこれまでのSF「的」作品での超兵器の成立過程を説明する段取りよりずっと突っ込んでいませんか?84ゴジラのスーパーXは どうでした?)

まったく考慮に値しない要素を雰囲気作りのためだけに付け足すようなやり方をした作品を駄作といいます。

優れた作品は、見せる必要の無いものは見せませんし、見せないことで不自然には感じないような舞台設定、演出を するものです。

あなたが考慮しないのは勝手ですが、『ゴジラ×メカゴジラ』は社会問題を取り入れた作品であり、観客がそれを考 慮するのは間違いではないと考えます。

(生命の問題、科学技術の問題も同じこと)

 

バトルを堪能出来さえすればいいなら、機龍の成立過程も余計だし、沙羅が表明するゴジラと機龍への同情もまった く余計です。

 

「自衛隊が出てくれば軍拡云々」については間違いを認めていただけたこと、ありがとうございます。

(それに付随して同じことを繰り返し書かなくても結構です。ちゃんとログが残ってますし、読んでいますから。内 容の是非は別問題ですよ)

 

純粋娯楽映画という用語に関する解説は、あなた自身がその用語を否定していることにお気づきでないようですね。

物語には絶対になんらかの思想性が含まれるわけです。(お分かりのことですよね)

それは人間が頭脳を使って紡ぎだすものだから。

(厳密には思想性と娯楽性は必ずしも相反するものでもありません。人間には知的快感があるのですよ。しかし、話 を進めるために一応相反するものとしておきましょう)

同時に他者に「何か」を伝えるためには娯楽性が不可欠です。他人の心を惹きつけるためには広い意味で楽しませる ことが必須です。

すべての芸術には娯楽性があるし、娯楽性がない作品があったとしたら欠陥品です。

そして、娯楽性しかない劇映画もまたあり得ないのです。

 

『ゴジラ×メカゴジラ』に関して

あなたも、

>いくつかの場面で科学万能主義への疑念が提示されてはいますが、それはこの映画の主たる目的ではありません。

とおっしゃっているではありませんか。

「娯楽的側面を主とする純粋娯楽映画」とは?語義的に理解不能です。

主目的以外のものが混入していたら「純粋」とは言わないのですよ。

 

純粋娯楽映画などというものはないのです。

 

以下は付け足しです。

 

『ゴジラ×メカゴジラ』という作品がどのような要素を含み、また、それぞれの比重がどのように割り振られている かは今後分析していかねばなりませんが、

どうでもいい部分などないはずです。

映画というものは、登場人物も場所も光も音も作り手によってコントロールされているのです。

作り手の意思で表現されたものである以上、作品に含まれるものすべてが鑑賞の対象になります。

 

ある要素だけに注目して、ひとつよければすべてよし、という考え方は視野が狭いです。

 

183 返信 Re:泥仕合か? 南海サルベージ メール 2002/12/27 21:26

男性 48 O

 管理人さんは本当に「優しい」方ですね。

 わたくしはその優しい誘導に乗らないように、140のレスには直接触れないようにし、3つの質問の意図もわ かっておりましたので、反応も予測しておりましたが、やはりね、という感じです(笑)。

 

 管理人さんの件名「泥試合か?」になることは本意でありませんし、ここで、言葉の定義を争っても答えは水掛け 論になります。

 しかも、累々と築き上げて来られた管理人さんのご信用のもとでは、ROMっておられる方の評価も残念ながら、 わたくしに好意的とはならないでしょう。アウェーでサッカーをやっているようなものですから。

 したがいまして、このバトルに関しては下りさせていただきます。

 

 ただ、一つだけ申し上げておきますが、管理人さんが意識的か無意識にか知りませんが描き出そうとしている「純 粋娯楽バトル映画」は、読む者をして、東宝のマークが出たら直ちに機龍とゴジラが戦い始めて、88分間戦い続け、そこに至る事情も何も割愛されている 映画であって、そんな映画をわたくしが娯楽として楽しみ求めているかのように感じさせるものです(反論予想中)。

 そんな映画を誰が見るでしょうか(俺は見たいという方がまた出てきたりして)。それじゃウルトラファイトに なってしまいます。少なくとも映画という体裁をなした物を前提とした議論であるということを、読む誰もがわかるようにしていただければ「優しい」かな と思います。

 

>ある要素だけに注目して、ひとつよければす べてよし、という考え方は視野が狭いです。

 

これは、わたくしのレスのどの部分を指しておっしゃっているのでしょうか。どの点が「視野が狭い」のか、宜しく 教示ねがいますm(._.)m

 

 

185 返信 南海サルベージさんへ 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/27 22:20

男性 40 O

まったくよくも勝手に人の意図を推理しますね。

もっとストレートに受け取ればいいのに。

 

反論に対して黙殺するというのは正しい態度とは思えなかったので、確認したのです。

もうひとつは、理解不能の用語に関して解説を求めたのです。

 

用語に関して共通の理解がなければ議論など出来るはずがありません。

 

下りると宣言なさったので、私もこれ以上なにも申しません。

 

南海サルベージさんが書き込むことはご自由ですので、今後もどうぞ。

 

ご質問の件ですが、本来ならそちらが話し合いを打ち切ったのですから、答える必要はないところですが、

答えられないことのごまかしだと言いふらされてはたまらないので短く書いておきましょう。

バトルを楽しんだという一点を盾に、あとの要素に関してはその不備まで正当だ、と強弁なさる態度のことです。

映画を楽しむ態度として視野が狭いです。

 

これ以上の質問は受け付けません。

 

186 返信 Re:南海サルベージさんへ 南海サルベージ メール 2002/12/27 23:05

男性 48 O

ご親切なご教示、有り難うございました。

ご指摘された点につき研鑽を積み、年明けにはまたバトルフィールドに戻って参ります。それでは今後ともよろし く。

 



167 返信 感想1 兄貴(赤) 2002/12/27 13:27

男性 42 O

挨拶抜きで本題に入ります。

 

まず、今回の×メカゴジラを観て、一番痛かったのは、前回のメガギラスの時と、主要人物の設定が同じであるとい う事です。

ゴジラと闘う女性仕官、サポートする男性科学者(技術者)。

映画の中心人物が、こうも同じ設定で続けて映画を製作するって、どうゆうつもりなのか?

結果として、ワンパターンの展開としか思えない内容です。

 

さらに、メガギラスの時は、自衛隊の超兵器として、ブラックホール砲が出てきました。

この兵器を完成させるためのエピソードを絡め、そこにメガギラスが現れて、ゴジラ+メガギラス+超兵器の3個の ファクターがあり、物語にそれなりの複雑さを与えていたと思います。

とは言え、黄金期の作品に比べれば、非常に単純なストーリー展開ですが…

それに比べ、今回のメカゴジラはどうでしょう?

自衛隊の超兵器が、メカゴジラそのものですから、2個のファクターしか登場しません。

ゆえに、物語が益々単純になってしまってます。

 

私は、ゴジラ退治を主軸にした作品は嫌いです。

それは、怪獣映画の出発点ではありましたが、そこから更に先に進んだ作品が、過去に沢山作られています。

つまり、怪獣対決の様相であり、その中には怪獣対決とは別の視点で描かれた人間ドラマがあり、さらに自衛隊にお ける怪獣退治の活動も絡め、さまざまな視点から社会の動きを描いております。

 

映画の主人公が、怪獣退治目的で登場してしまうと、その映画は怪獣を退治しなければ終れなくなってしまいます。

そうしないと物語に決着が付かないからです。

しかし、主人公の目的が違うものであれば、その目的に決着を付けれれば、怪獣が勝手に海に帰ろうが、行方不明に なろうが、極端に言えばまだ怪獣が暴れていても映画を終了させる事ができるのです。

この手法を用いれば、怪獣映画は非常に広い範囲の内容を描けるのです。

「三大怪獣地球最大の…」のラストはどうだったでしょう?

王女が無事救出され、記憶も戻り祖国に帰っていって一件落着です。

ですが、怪獣達はその後どうなったのかは説明されません。

キングギドラは、追っ払ったけど、ラドンとゴジラは健在で元気にモスラの見送りなんかしてるわけね。

それでも、映画として決着が付くのは、怪獣退治が主軸じゃないからです。

 

この様な、お手本がありながら、最近の作品の多くは、登場人物皆「ゴジラ、ゴジラ」って、ゴジラの事しか考えて ないんです。

だから、作品全体がゴジラの事しか描けなくなっています。

ですが、さらに問題があります。

ゴジラの事しか描けなくなっていると言いましても、それは、あくまで人間側がゴジラの事しか考えてない状況を描 いているのであって、肝心のゴジラは全然描かれてないんです。

今回の作品もそうです。

ゴジラが、今何を考えたか、怒っているのか、痛いと思ったのか、メカゴジラを見た時どう感じたのか、そんなゴジ ラの感情が全然描かれてないんです。

 

最初に遭遇した時、ゴジラとメカゴジラは、互いに睨みあいました。

その後、メカゴジラが一方的に攻撃しますね。

でも、ゴジラは、木偶の坊の様に突っ立てるだけなんです。

あれは、どうゆう事でしょう?攻撃されても、リアクションがないんですね。

だから、ゴジラの感情が伝わってこないんです。

散々攻撃を受けながら、反撃もしないで海に帰ってしまいます。

全然理解できません。

観ている観客としては、メカゴジラが制御不能になり暴走した事がわかりますが、ゴジラにはそんな事関係ないで す。

攻撃されたら、反撃するのが自然じゃないですか?

なのに、観客の視点で、ゴジラを動かしてしまっているんですね。

全然ダメです。(今日は、ここまで)

 

 

172 返信 Re:感想1 Lans 2002/12/27 14:15

男性 37 O

細かい部分でゴジラが見えてこないという事に関しては、私も同意します。

(すいませんねぇ、細かい話に行く前に、根本で大騒ぎしてしまっているので。そこまで筆が回らないです(汗

 

ところで、対ゴジラ以外の作品形態ですが

私も「アリ」とは思っていますし。見たいです。

 

でも・・・

現在の平成、昭和のように、ファンの方向性がバラバラの状態で作っても

受け入れられない恐れがあると思います。

 

なので、私は、前から

「もう一度、原点の再構築を」

と主張するわけです。

 

で、原点の再構築は

人類対ゴジラをちゃんと満足がいくまでやる

って事だと思います。

 

あらたなスタンダードを確立しない限り、ファンも制作側も、この迷走から抜けられないのではないでしょうか?

 

これは「初代」が既にあるのだから、それを見ればいいではないか?

今なら、いくらでもビデオやDVDで見れるから

 

という意見もでると思います。

 

しかし、といって若い平成ファンや、子供たちが見るでしょうか?

 

やはり、新たに認識を広め、定着させるには

「新作」としての公開が必要だと思います。

 

これで、もう一度、みんなが「ゴジラ」を認識すれば

後は、どんどん発展してほしいです。

 

175 返信 Re:感想1 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/27 15:48

男性 40 O

私もゴジラ退治のストーリーは嫌いです。

ゴジラが苦しむ様子や怪我をするのを見たくはないから。

自分が苦しくなるし、見ていて痛いから。

 

もっと一般的な理由はすでに述べていますけど。

 

187 返信 Re:感想1 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/30 10:26

男性 40 O

ゴジラとメカゴジラが最初に対面するシーン(八景島)について少し。

 

私も2回目に見たときまでは、

「あーあ。ここは決戦のシーンではないので、ゴジラを動かすことをせずにただメカゴジラの前に置いただけなんだ な。ゴジラを生きた存在として状況に応じたリアクションをさせることを忘れているんじゃないか?」と不満に思ったのです。

 

それが、3回目には、

「待てよ。ここまで無抵抗に攻撃を受けるだけで耐えるゴジラはなにを考えているのか?」と積極的に受け入れてみ ました。

すると、ちょっと別の見方が生まれてきました。

言葉を話さないゴジラ演出としてはまったく曖昧なままなので、確信はありませんが、

ゴジラは、メカゴジラに会いにきたのではないのか?

という見方です。

そうすると、無抵抗のゴジラ、攻撃をひとしきり受けたあとで咆哮するゴジラにも何か意味があるような気がしまし た。

 

しかし、映像で語るという手法が出来ていない(と思われる)ので芝居が伝わらないのではないでしょうか。

 

『モスラ対ゴジラ』において、モスラの卵に近づいていくゴジラをどんな風に見せていたでしょう?

 

それから、八景島でのゴジラが私が考えるような心理であったとしても、今度は品川でのゴジラとつながらないんで すよ。

 


180 返信 ご連絡 Lans 2002/12/27 19:31

男性 37 O

私は年末モードに入ります。

ご存知の方もおりますが、私は会社ネッターなので1/6までは書き込みが出来ないと思います。

また、それ以降、1月 上旬はたまった仕事で書き込みペースが落ちるであろうと思いますので

あらかじめご連絡しておきます(w

 

でわ、よいお年を~

(さ、も一回GxMG見てくるか)

 

>南海サルベージさん

でわ、続きはまた次回に(汗

 

182 返信 Re:ご連絡 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/27 20:22

男性 40 O

お疲れ様です。

 

年末年始のお休みで鋭気を養ってくださいね。

 

私も年末モードに入るので、書き込みペースは落ちるかと思います。

飲んだくれるぞーーーー。

 

では、明日の特撮のために!

 

184 返信 Re:ご連絡 南海サルベージ メール 2002/12/27 21:30

男性 48 O

> 私は年末モードに入ります。

 

 一年お疲れさまでした。また来年、GMGを推す者同士、バトルを展開しましょう。 

 


188 返信 上映期間中に書いておかないと 殿様ギドラ(管理人) メール URL 2002/12/30 10:37

男性 40 O

年末年始の休暇中に観に行く人も多いかと思いまして、まだ語るには早いレベルのことをちょっと・・。

 

とりあえずラストバトルだけでいいですから、カメラワークや編集がアクションの全体像を伝えるようなものになっ ているかどうかに注目して観てみてください。

 

ゴジラとメカゴジラの「体さばき」がカットが変わってもちゃんとつながっているかどうか、格闘上重要な動きの連 続性を損なうような編集はないかどうか、ゴジラとメカゴジラの位置関係がわかるような映像構成になっているかどうか・・・。

 

また、格闘として両怪獣がどれだけの「技」を使っているか?

 

大きな動き(今回はやたらと怪獣が宙を舞う)があるからといって、激しい戦いだとは私には感じられません。

(対オルガと非常によく似た印象でありました)