|
ゴジラ映画とはこうい
うものだ、という世間一般認識について少し話を
させてもらいましたが、先日ハリウッドの「Walk
of Fame」
にゴジラが殿堂入りした際の、某米TV(?)レポーター
の話の中から下記
の一節を見つけました。
Godzilla's producers have
avoided glitzy special
effects,
relying on an actor in a
rubber suit, as they have
for 50 years.
Only the Hollywood version
of the Godzilla story,
released in 1998,
violated that rule and
incurred the wrath of the
movie's many fans.
以下拙訳です;
「ゴジラの製作者は、派手な(きらびやかな、華やかな)
特撮を避け、この
50年間縫いぐるみ特撮に頼り続けてきた。’98ハリ
ウッド版のみがこの
手法を破り、結果、多くのゴジラファンの怒りを買う事と
なった。」
上記中のglitzyという言葉は、この場合「最先端
の」という言葉に
置き換えてもほぼ同意となります。
まあ、ハリウッド版ゴジラの評価が厳しいのは、別に現代
的なレベルの
VFXを使用したから、という訳ではない(少なくとも日
本では)事は
皆さん良くご存知かとは思いますが。
要は、「50年間殆どやってる事は変わんない」「だから
こそ独特の魅力を
持ちえた」=やっぱゴジラ映画とは、こうあるべきだね。
と言ってる訳
です。
これに絡む全体の文を読んでも、私はそう受け取りまし
た。
(問題は、80年代以降の作品も、特撮映像的には「変わ
り映えしない」と
受け取られている事ですな。)
ともかくアメリカでは、ゴジラ映画はジャンルムービーと
いうよりも既に
一つのジャンルそのものになっているのは、既知の事実で
す。
この世界市場を含めた「一般認識」の恩恵に、これからも
あずかり続ける
のか、或いは良い意味で新しい「認識」を植えつける作品
を作り上げる
のか・・・
次の復活が正念場でしょうね。
*イカンな・・・仕事中にこんなの書いてちゃ(笑)
|